前編に引き続き、節約術の中級技・上級技・大事なポイントをお伝えします。
第2段階:可能性大
日常の無駄はないという人は、次に、「節約技を見落としていた」、「必要だと思って使っていたけれど要らないかも」を見直してみましょう。
*確定申告漏れをチェック
住宅ローン控除:ローン残高の1%が税額控除される。
医療費:10万円を超えている場合、所得税控除される。
ふるさと納税・寄付金:自己負担分2,000円を除き、所得税分が還付(住民税からも控除)
*死亡保険・医療保険をやめる 保険料20,000円節約
死亡保障については退職金・遺族年金、医療については高額療養費制度があるので、保険料分を貯金しておくのでもよい
*車を持たない ローン返済20,000円節約
休日しか乗らないなど、使用頻度が低いのであれば、車を持たずに使う時だけレンタカー、カーシェアリングを利用するという方法も。
*教育費:すべて私立→公立に
幼稚園~大学をすべて私立から高率にした場合の差額は1,380万円にも上る。この金額を、20年で割ってみると、1か月57,000円ほどになる。
塾・習い事にかかる費用も見直しポイント
「社会人になったら保険に入るもの」「私立の方がいい教育受けられそう」といった「常識」も一度考え直してみると、思わぬ節約ポイントが見つかります。
第3段階:絞り出す
それでも、まだお金を捻出できない人は、ちょっとがんばってもらいましょう。
*通勤を電車から自転車に変える 10,000円円節約
通勤費は会社から支給されることが多い。この通勤代をセーブする。
*引っ越す 10,000円節約
引っ越し費用は掛かるものの、月10,000円家賃が安くなるところを探せば、かなりセーブ。
*住宅ローン 毎月の支払額を減らす
総支払額は増えるのであまりお勧めはしないが、どうしても毎月のやりくりで必要ならば活用すべし。
*金額は、平均的な相場をもとにした一例
最後に積み立て
そして、ここが一番大事なことですが、せっかく浮いたお金は無駄遣いできない工夫をしておくことです。毎月の生活費として使わなければいけない分を除き、ぜひ積み立てにしておきましょう。会社の財形、銀行の積立預金など活用すれば、自動的にお金が貯まっていきます。
ポイントは具体的な目標
節約を継続させるコツは、具体的な目標金額・期限を決めることです。そして、人間はゴールが近づくほどやりきるという実験結果があるので、短期間・少しずつの目標設定をお勧めします。例えば、「10年間で1,000万円貯める」ではなく、「1年間で100万円貯める」を10回というふうに。
モチベーションを上げる工夫をしながらぜひ取り組んでいきましょう。
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