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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Romi 's Column

世界一過酷な仕事 - World's Toughest Job

Apr 20, 2014 | 8 Comments

今回もFBで出回っているビデオをシェアしたいと思います。ビデオのタイトルは世界一過酷な仕事—World’s Toughest Job”.

これは、アメリカのとある会社が、“運営部長”という偽のポジションの採用募集をインターネットと新聞で行い、実際に応募してきた人達と面接を行っているビデオです。ちなみに、面接官は役者さんですが、このビデオに出ている面接を受けている人達は、役者でも何でもなく、本当に面接を受けるつもりで応募した人達だそうです。

ここに載せているのは、ビデオの中で面接官が説明している、運営部長として求められる事の一部。

始めの方はやりがいがありそうな役職ですが、話が進むにつれて、残酷に近い職務内容に面接を受けている人も呆れてしまいます。

 

 

It's not just a job. It's sort of probably the most important job.

The title we have going right now is the director of operations, but it's really kind of so much more than that.

Responsibilities and requirements are really quite extensive.

This job requires that you must be able to work standing up most or really all of the time.

constantly on your feet, constantly bending over, constantly exerting yourself for high level of stamina.

From 135 hours to unlimited hours a week, it's basically 24  hours a day, 7 days a week.

This position requires excellent negotiation and interpersonal skill. 

We're really looking for someone that might have a degree in the medicine, in finance and in culinary arts.

You must be able to wear several hats.

The associate needs constant attention.

Sometimes they have to stay up with the associate throughout the night.

You need to be able to work in a chaotic environment.

If you had a life, we ask you to sort of give that life up.

No vacations and in fact, Thanksgiving, Christmas, New Years and holidays, the workload is gonna go up. And we demand that.

The feeling that you get for helping your associate are immeasurable.

The position is gonna pay absolutely nothing.

 

<日本語訳>

これは単なる仕事ではなく、ともすると最も重要な仕事です。

運営部長という役職で募集をしていますが、実際にはそれを遥かに越えるものになっています。

非常に責任のある仕事で、求められる能力もかなり広範囲に渡ります。

ほとんどの時間、もしくは全ての時間、あなたには立った状態で仕事をして頂きます。

常に、直立や、身を屈める姿勢になり、体力的に相当な過酷さがつきまといます。

週に135時間〜無制限です。基本的には、一日24時間、週7日間となります。

この役職につく人には、卓越した交渉能力と対人コミュニケーション能力が求められます。

薬学、財務、そして調理の分野において学位を持っているような人を切望しています。

多くの役割を一人でこなせる人材です。

常に同僚に注意を払う必要があります。

時には、彼らと共に徹夜をすることもあります。

統率を欠いた環境で仕事をする力が必要とされます。

もし、あなたに社交的な人生があるなら、それについては、放棄して頂きます。

休暇は一切なし。感謝祭もクリスマスも新年も祝日もありません。むしろ仕事量は増えます。これは必ず求められます。

同僚を助けた時に生まれる連帯感や感情には、何事にも代え難いものがあります。

この役職に支払われる給料は完全にゼロ。 

 

 

 

どうですか?こんな職務内容の仕事、信じられませんよね?

でも、この世の中にはこの役割を果たしている人が何十億といます。さて、どんな人々でしょう…??

 

正解は、ビデオを見て確認してみて下さい♪

ちょっと聞き取れなかった!という方、このコラムの続きを読んだら分かるはず。

 

 

 

 

 

 

少し大げさに言っている所もあるし、他にも過酷な仕事は世界に五万とあることでしょう。ただ、このビデオが伝えようとしているメッセージはそこでは無いと思います。このビデオを作ったのがAmerica’s Greetingというメッセージカード会社で、最後に宣伝が入るのが若干興ざめですが、このビデオが伝えようとしているメッセージ自体は私の心に響きました。このビデオを作るきっかけになったのが、寝る間も無く必死で赤ちゃんの世話をしている義姉の様子を見たこの会社の制作スタッフということで、更にうなずけます。

 

イタリアの母の日も、日本と同じく5月の第二日曜日です。(511日)

私の母は既に天国に行ってしまいましたが、出会った日から言葉の壁も国籍も全く関係なく、本当の娘と何ら変わりなく接してくれているイタリア人マンマに、今年は例年よりもきちんと感謝の気持ちを伝えたいと思います。

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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