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ヴァイオリンの事始め〜頭の中を作る

中村勇太

楽器の初歩というとみなさん何を、どんなことをイメージされるでしょう?

楽器の扱い?構え方?音階?

もちろんどれも大切ですが・・・

人に教えるということをはじめて十数年、結局一番大事なことは自分でできるようにすること、

つまり、全部自分で解決できる、よりよくできるようになること、

それは結局のところ、頭の中の作り方ということです。

楽譜を読んで、そこからどう音を出して行くか、

うまくいかないところをどう改善、解決して行くか、

そして、物理的に音を出す感覚と、こう弾きたいという気持ちをどう結びつけるか。

全部、楽譜通り歌えることが第一歩なんだろうと思います。

指や手から体に入れるんじゃなくて、歌って体に入れることを1フレーズの練習でも、一弓の練習でも、一音の練習でもこだわって行きましょう。

自分も新しく読んでいてうまくいかないなぁ、という箇所は、ドレミでスラスラ暗唱できないところです。

困難は分割して、その日はそこだけ気長にやりましょう。

一回でもそういう経験、過程を経たら弾けるようになったとき、頭の中の構造が変わってきます。

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

コメント (2)

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  • 中村勇太

    恐縮です!頭の中の回路というか・・・語学でも他分野でも同じなんだろう、と思います。

  • Yasuoki Otaki

    ためになるブログありがとうございました。
    私はカフェトークで講師の傍ら、ミュージシャンをやっております。

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