Cafetalk Featured Tutor Interview

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orie Tutor Interview

Q. こんにちは!簡単に自己紹介をお願いします。

A. カフェトークの生徒の皆さん、こんにちわ。はじめまして。カフェトークではドイツ語、英語、日本語の講師をしています。 出身は東京ですが、子供のころ3年間九州にも住んでいました。19歳のときにアメリカに留学して最初はボストン近郊の短大で音楽の勉強をし、そしてボストンのバークリー音楽院の作曲科に編入しました。 卒業後はドイツへ住み移りピアノの先生として働き始め、今では語学講師もしています。

Q. 現在はドイツにお住まいですが、最初はアメリカに留学されていたんですね!アメリカ留学のきっかけはなんですか?

A. これというきっかけは、正直言ってあまり覚えていません。ただ当時、アメリカの大学は入るのは簡単でも卒業するのが難しいと聞かされていたので、どうせ大学に行くならそのほうが自分のためにはいいかな、と思いました。 私は作曲科を卒業しましたが、渡米当時は実は、History とかPoliticを専攻したいと思っていました。ところが最初に行った短大で、すばらしい作曲科の先生に出会い、自分も親の反対をよそに、作曲を専攻することにしました。 ピアノは4歳のときから習っていましたがまさか自分が作曲の勉強をするとは思ってもいませんでしたね。

Q. その後、ドイツへ移住されて17年!とありますが、ドイツの生活はどうですか?

A. 卒業後はドイツへ住み移り15年間Regensburg というドナウ川沿いの美しい町に住んでいました。2年ほど前からDarmstadtという町(フランクフルトから約30km)に住み移り、1年に数ヶ月はスペインのアンダルシア地方で過ごしています。 ドイツ人と一言で言っても、バイエル地方(南ドイツ)の人と北ドイツの人とでは、方言もまったく違うし気質も、同じドイツ人?と思うくらい差があります。私はドイツに来たてのころ、Niederbayerisch(バイエル地方の方言の1つ)には本当に困らせられました。まあそれは日本でも東京と大阪の人が、しゃべる言葉や気質が違うのと同じことですね。 ドイツにいて17年経ってもいまだに慣れることができないには、やはりなんといっても冬の暗さです。朝は8時くらいまで真っ暗で、やっと明るくなってきたと思うともう3時ごろからどんより暗くなっていきます。ドイツの冬は東京に比べるとかなり厳しく、地域によって差はありますが、マイナス20度以下になることもそう稀ではありません。でもドイツの住宅はほとんどセントラル・ヒーティングが完備しているので、室内は冬も快適です。その分夏は湿気が少なく、さわやかな暑さで過ごしやすいですね。ドイツに旅行したいという方には、季節的にはやはり夏が1番お勧めです。 でも私が長年住んでいたバイエル地方も冬は、雪が多いのでWintersportを楽しみたい方にはパラダイスです。私自身もバイエル地方に居たときは、クロスカントリーのスキーにかなりはまっていました。ドイツは町並みも美しいですが、私はなんと言っても緑の多いドイツの自然が大好きです。

Q. ドイツでは作曲家、ピアノの先生と積極的に活動されていますが、その内容について教えください。

A. ドイツに来て、運良く3ヶ月後にピアノの先生の仕事を見つけて、以来15年間、公立、私立の音楽学校でピアノの先生をしました。生徒さんは小さい幼稚園児から大人まで様々です。今はプライベートでレッスンをしています。 作曲家の活動は、主にヨーロッパを中心としていますが、私の作品はヨーロッパ以外にも、南北米でも幅広く演奏されています。 今週は、ミュンヘン近郊のTutzingという町で、私の曲が演奏されるコンサートがあります。ほかにも興味のある方はこのサイトで私の音楽を聴くことができます。

Q. 講師は偶然始めた…とありましたが、もう10年以上されていますね!語学講師として、生徒へアドバイスはありますか?

A. ドイツにはVolkshochschuleといって公立のカルチャーセンターのようなものがどの町にもあり、私は当時公立の学校でピアノの先生をしていたので、そこの市に頼まれて日本語を教える様になったのがきっかけです。 私が思うには、楽器を習うのと語学を勉強するのはとてもよく似ています。どちらも日々の努力が大切なのです。レッスンを週に1回受けているだけでは語学習得は無理だと思います。子供がピアノを毎日練習しないといけないのと同じように、語学もレッスンで習ったことを常に予習復習することによって、新しい言語が自分のものになって行きます。 特に大人の方は、仕事の都合などで毎日勉強するのは難しいと思われますが、電車の中で10分間勉強するだけでもいいのです。日本では昔から『この本でかならず英語がぺらぺらになる』といったようないろいろなメソードが紹介されていますが、私が思うには、魔法のメソードのようなもなは残念ながらありません。毎日少しずつでいいから、努力を続けることが語学習得の唯一の道です。 そしてもちろんもう1つとても大切なのは、勉強したことを使ってみる、という事です。日本の生徒さんは、ヨーロッパの生徒さんたちに比べて、少し恥ずかしがりなところがありますね。これであってるの?間違ってたらどうしよう?・・・と心配で思ったことが言葉に出てこない。間違っててもいいのです、それを直すのが私たち講師の仕事ですし、実際少しぐらい間違えていても相手に言いたいこと、たいてい伝わります。そのためには、まずその言語で考えることを練習するのが大切です。日本語で言いたいことを考えながら訳す、という方法ではいつまでたってもすらすらと言葉が出てきません。たとえば、夜寝る前にベッドに入って5分間位英語、やドイツ語だけで考えるという練習など効果的です。

Q. 『音楽留学のためのドイツ語』や『Lieder, Lieder, Lieder』など、音楽に関するドイツ語レッスンが魅力的です!orie先生のレッスンの特徴を教えてください。

A. 私のレッスンの特徴は、前の質問の答えと重なってしまいますが、とにかく勉強したことを使う練習をするということです。 子供の生徒さんは会話のレッスンだけで言語を学べますが、大人の場合はもちろん、文法、語彙、Listening, Speakingなど総合的に勉強することが必要です。 個人レッスンの1番のメリットは、生徒さんのレヴェルやニーズにあわせてレッスンを進めていけることです。ですから初心者から上級者まで、自分にあったレッスンが見つけられます。 私は音楽関係のレッスンもいくつか提供していますが、 『音楽留学のためのドイツ語』ではこれからドイツに音楽留学をしようという人のために、音楽の専門用語なども含めてドイツ語を勉強します。『Lieder, Lieder, Lieder』ではドイツ語の歌を勉強したい方のために、発音や歌詞を勉強できます。

Q. 最後にカフェトークの生徒へメッセージをどうぞ!

A. これもまた私のプロフィールと少し重なってしまいますが、新しい言語を習得し、そしてそれぞれの国の言葉でその国の人々とコミュニケーションできるということは、あなた自身の世界をぐっと広めます。私はいろいろな国の、いろいろな人からたくさんの事を得て、とてもよかったと思っています。 3カ国語を習得するのは、簡単なことではありませんでしたが、それによって得た貴重な体験は、私の人生いにとって、とてつもなく大きな報酬です。そんな経験を私のレッスンを土台に、1人でも多くの生徒さんたちにも味わってもらえたらとても嬉しいです。

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