う〜ん、あの曲、あとどれくらい頑張ったら弾けるんだろう…
そんな気持ちになってしまう人も多いと思います。
しっかり計算されたメソッドであっても、楽器への習熟に集中するあまり、
「いつかは、この曲を弾きたい!」っていう気持ちが薄れていってしまうことがあります。
本来は「弾きたいという気持ち」から「こういう技術が必要」、という順序なんですが、
なかなかどうして自分の気持ちのメンテナンスというのは難しいものです。
でも!
自分でその「気持ち」を再開発していくことができないと、仕事も趣味も続きません。
何か悪い癖を大修正しないといけない場面で「これしかやっちゃダメ〜〜!」と
言われていない限り、言われたことだけやっているのが練習の時間ではないと思います。
どんな難曲であろうと、どんなに崇高な、神格化されてしまった曲であろうと、
取り組める部分はあるものです。
4つ音があって4つともポジション移動したりする…なんてことは滅多にありませんからね。
そういう「憧れ」の曲のワンフレーズでこだわって弾くことはものすごく大切です。
何が足りないのか、という自分への欲求を高めることにもなりますし、
どうやったら弾けるだろう?と自分なりに分解して練習する経験にもなります。
どうやったら弾けるだろう?
そう思った時は原則、基本を全部思い出しましょう。
ほとんどの場合構え方を見直すとできると思います。
細かいコツを除けば、技術的にはそれだけです。
好きな曲を好きなように弾くために頑張る、努力する。
当たり前のことを忘れないように努めていたいですね!!