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Cafetalk Tutor's Column

Shibashiba 講師のコラム

「一寸の虫にも五分の魂」-私が好きな日本語の言葉

今週のテーマ: 自分の母語で好きなフレーズ

2020年7月15日

子どものころから好きな言葉。
「一寸の虫にも五分の魂」

簡単に踏みつぶせるように見えるかもしれない。
でもね、どんな小っちゃな虫にだって魂はあるんだよ!

「魂」とは、死後の魂のことではありません。精神力とか思い。
「虫」は、もちろん実際の虫ではなくもののたとえです。

とはいえ、環境問題がクローズアップされている今、文字通りにとっても意味深いことわざではありませんか?

一寸はどのくらいかというと、約3センチ。(3センチの虫ってけっこう大きい?!)
五分は「一割五分」の五分ではなく、全体の半分を指すそうです。
3センチの虫だったら、1,5センチの魂?

どんなに小さな生き物も、生態系の中でそれなりの役割を果たしています。
ひとつの種がなくなる影響の大きさは、はかり知れません。

まるで一匹一匹の小さな体に、小さな世界が宿っているかのように。


*Shibashibaは英語、フランス語、日本語のトリリンガル。
読解、文法、会話のほか、英検、TOEIC、仏検、DELF、日本語能力試験、日本留学試験に対応しています。

Photo by Dastan Khdr from Pexels


本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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