こんにちは、日本語講師のKoma.です。
いま強(つよ)くなる稽古(けいこ)と、3年先に強くなるための稽古を両方(りょうほう)しなくてはいけません。
これは昭和を代表する角界の大横綱、千代の富士のことばです。
私がこのことばを選んだのは、とてもストイックな響(ひび)きがするこのフレーズが好きだからです。もともとなまけ者の私は、自分を叱咤激励(しったげきれい)しなければなりません。こんなことばをときどき思い出しては、自分の目標に向けてモチベーションを上げています。
このことばを知ったとき、元横綱はすでに引退して九重親方となっていましたが、一流の力士はさすがだなあと、感心したことが思い出されます。現役時代のすばらしい活躍の裏で、体が小さく、また怪我で苦労した千代の富士。稽古をたくさんして人一倍努力してきたことは有名です。
「いま強くなるためにすること」
「3年先に強くなるためにすること」
とは何か? これを分けて整理して考えると、自分の目標達成や夢の実現に向けてのモチベーション管理にとても役立ちます。
いま強くなる稽古、今やればすぐできる、すぐに結果が出る
→ だから、すぐにやろうよ!
そして、3年先に強くなるために何をすべきかも考えないといけませんね。(ああ、やっぱり一流はここが違う!)目標の設定。いま努力をしても、すぐには良い結果が出てこない時もあります。つらいですね。その中で稽古や勉強、自分のタスクを続けていくのはかなりきついことです。
でもすぐに結果を求めない。人生でどんな経験も無駄なことはありません。近い将来きっと強くなれることを信じて、
→ やっぱりやるしかない! 続けることは、必ず力になる、強くなれると信じること。
千代の富士の名言、皆さんはどう感じますか。やる気が出てきましたか?
・稽古(けいこ)練習すること、習うこと
・相撲(すもう)日本を代表するスポーツ、国技、SUMO
・角界(かくかい)かっかい、相撲の社会、相撲界
・横綱(よこづな)相撲力士(選手)の最高の階級、一番強い力士
・響き(ひびき) 音や声が伝わって聞こえること、伝わってくる感じ
・叱咤激励(しったげきれい)大きな声で強く励ますこと
・人一倍(ひといちばい)普通の人以上
・名言(めいげん)すぐれたことば
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