皆さんこんにちは
ピアニストの手嶋沙織です。
 
 前回の『譜読み編』に続き、今日もピアノ練習方法をご紹介していきたいと思います。
 
 
 さてさて色々な曲にチャレンジされていることと思いますが、その中でも
全然弾けないなぁ。。。
リズムが転ぶなぁ。。。
 
 と思う箇所はありませんか?
大体16分音符など速いパッセージが多いのではないでしょうか?
 
 そのような箇所で良く言われる練習方法は
 
『リズム変えて、符点と符点の反対』
 『スタッカート』
『3連符』
などを先生方に提案されるのではないでしょうか?
 
 確かにこれらの練習方法は役に立ちます!
 そういう私も幼い頃は弾けないパッセージを符点1万回!
 な~んていうスパルタ、巨人の星!的な練習をしていました??
 
 回数を重ねるので弾けるようにはなります!
でも弾き続ける為、脱力や音色を無視した、まさに機械的な練習でした。
 
 ここで私がご提案するのは、譜読み編でもご紹介した
『1回づつ1セット練習』です。
 
 例えば、弾けない箇所2小節間の16分音符!
 ここを符点・符点の反対・スタッカート・3連符・ゆっくりを1回づつ。
そして普通に弾いてみます。
 もし弾けなければもう1セット行なってみます。
 
 よく聞かれるのが
 『何セットすればいいですか?』
 
 これは多くて5セットと思って下さい。
 あまり多く回数弾くと、手が痛くなったり、変な癖をつけてピアノを弾くことになります。
 
 また符点だけを5回じゃ駄目ですか?
という質問を頂きますが、1つのリズムパターンを繰り返すと、そのリズムが体に入ってしまい、逆にリズムが悪くなります。
 
 是非1回づつ1セット練習試してみて下さい。
 
 これでも治らない時、一番効果的なのが
 
 
『そのパッセージを声に出して読む!』です。
 
 え?読む?声に出すだけ?
と思うかもしれません。
 
 そうです、声に出すだけです!
 試しに弾けない箇所を声に出して言ってみて下さい。
 
 ほら!言えないでしょ??
 
 そうなんです!
 弾けない箇所は言えないのです!
 
 何度か声に出して言って、その後そのパッセージの反対の手(声に出したパッセージが右手の場合、左手)を弾きながら、また言いながら弾きます。
 
 これで良くなったら、最後にもう一息!
 声に出しながら、そのパッセージを弾いている手は『ご自身の太ももの上で』弾き、反対の手は前回と同様普通に弾きます。
 
 弾けないパッセージを太ももで弾くと上達するのにとても良い練習です。
 そして太ももの上で弾くことにより、自分のタッチも確認できるのです。
 
 
 色々提案しましたが、楽しく!!!練習しましょう!!
『一緒に練習しよう!』のコースではこれらの練習方法を一緒にやってみます。
ご興味のある方は是非!
ではでは
Пока!
 
 
							
														
						
								
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