大人のやり直し英語学習。基本的に何から始めてもOKです。なかなか納得できる方法に出会えず、教材やレッスンのつまみ食いが続いても大丈夫。
大切なのは、「毎日続けること」。
語学学習は、よくスポーツのトレーニングや楽器の練習に例えられますが、その通りだと思います。上達には、学校の部活動のように、ほぼ毎日継続してその運動や楽器に長時間触れることが求められます。
しかし、スポーツや音楽とは異なる点もあります。
スポーツや音楽は、上達にスピードに個人差はあると思いますが、多くの人にとって、正しいフォーム、正統派の手順で学び、練習を重ねた方が効率が良いでしょう。
けれども、語学はこれとは少し異なり、正統派の学習法は存在しません。
また、学習開始後の早い段階から、個人によって異なる「苦手」と「得意」が、明確に見えてきます。
「文法理解が得意。でも、リスニングが苦手」
「耳がよく、発音が上手くできる。でも、読解や作文が苦手」
といった個人差です。大人のやり直し学習ですと「中高の基礎がどれだけ残っているか」「海外経験のあるなし」も影響します。
技能面だけではなく、教材の「合う」「合わない」もあります。
例えば、「学習教材だと飽きてしまって続かないが、映画やドラマであれば夢中になれる人」もいます。その反対に、「教科書として体系的に整理されているほうが続く」「闇雲に映画やドラマの英語を学んでもを、ちゃんと学べているか不安」と感じる人もいます。教材との相性は、人によって実に様々です。
大人が英語をやり直すなら、自分にあった方法が見つかるまで、始めてからは半年から二年程は心に余裕を持ち、「自分が今、伸ばしたい力を見定める期間」と割り切って、自分だけの「学習スタイル」を構築するために時間をかけて良い、と思います。
何としても避けたいのは、早く英語学習を始めたいのに「どの教室がベストか」「どのレッスンや教材が楽しいか」を見定められないからという理由で、
「何もせず止まった状態でいる」こと…
ここで、スポーツにおける体力維持、音楽に必要な指のトレーニングや肺活量に例えると、止まったままでいることが、いかに損なことか良く分かりますね。英語から長期間離れたままでいると、まず単語から忘れ始めます…
迷っている間は、教材やレッスンは、「取り敢えず何でもいい!」と割り切ってしまいましょう。ラジオの英語講座でも、ゲーム機を使った学習でも何でもOKです。
まずは、毎日英語に触れ続けて、
「基礎力をつける」
「基礎が定着した状態を維持する」
ことを意識してください。
その上で、自分の学習状況を客観的に観察しつづけ、多くの教材やレッスンにオープンな状態でいれば、強化したい力に気づき、それに合わせて、チャレンジしたい教材にも出会えるはずです。
(とはいえ、「やっぱり最初の一歩をどこから始めたら良いか、途方に暮れてしまう…!」という方がおられましたら、是非、私の『英語学習カウンセリング初回60分』のセッションご予約ください。英語学習歴や学習の目的を詳しく伺って、学習計画の立てるお手伝いをさせて頂きます)
Comments (0)