いつもコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
どんな人でも、嫌いなものが1つはあると思います。
何でもいいので、想像してみて下さい。
嫌いなものには、理由がありませんか?
最近感じるのは、子供たちの「嫌い」を、大人が作ってしまっている
のではないか、ということです。
塾の生徒さんで、できないと癇癪を起すお子さんがいます。
習っているのは国語と算数で、私は国語を受け持ちました。
半年後、算数は全国偏差値39、国語は偏差値49で、志望校の
合格者平均点を超えました。
なぜ、同じお子さんで、同じ状況下で、点数にこれだけの差が
出てしまったのでしょうか?
答えは簡単です。
「好き」か「嫌い」か、という「気持ち」の違いです。
初めは漢字の読みしかできなく、文章題も一人では全く解けませんでした。
出来ないと機嫌が悪くなるので、できる問題のみをやることにし、
出来たら褒める、を繰り返していきました。
解けない問題はヒントを与え、少しずつ解ける問題を増やしていったことで、
「できる」という自信が、国語に対する「好き」という感情を生み、
前向きに取り組むようになり、成績も大幅にアップしました。
出来ない子はいません。
やりたくないものは無理にさせずに、お子さんと向き合うのが、
一番だと思います。
成績を上げようと、大人の「枠」にはめ込もうとすると
「嫌い」になってしまうので、「できる」→「好き」の好循環に
導いてあげると、自然と成績もupしますよ!