留学というまたとない機会を最大限に活用するためには、自分の部屋に閉じこもったりはしないことです。
今の時代、ネットで多くのことができてしまいますが、せっかく遠いところまで空間移動したのなら、いろいろな場所へ行き、いろいろな人と出会いましょう!
どんな町にも、危険な場所や行かない方がいい所もあります。
実際に住んでいる人に、予め教えてもらうのがいいですね。
お勧めの場所も教えてもらいましょう。
自分の意見を言う機会があったら、積極的に発言しましょう。
話し合いにどのように参加したらいいかわからないという人は、その国の人たちがどんな風に意見を言い合うのか、よく観察してみてください。
例えば、どのように議論に入り込むか。
国によっては、最後まで人の意見を聞かないのはとても失礼なことですが、途中で割り込んでも大丈夫な国もあります。
私が暮らしたフランスですが、話に割り込むのはルール違反ではありません。
最初私は、最後まで聞くのがルールだと思っていたのですが、待っていると永遠に自分の順番は来ないということにやがて気づきました(*_*;
ようやく一瞬沈黙が訪れた時は、話がもうほかのことに移っていたりするのです。
そして、他の人たちを見ていると、みんなどんどん割り込んでいくのですね。
割り込まれた方も、怒ったりはしません。
で、私も割り込むことにしました。
もちろんタイミングは計るわけですが、必死になって人を押しのける必要はなく、ただ静かに話し始めるだけです。
そうすると、それまで話していた人が話を止め、私の言うことに耳を傾けてくれました。
いろいろな人がどんどん参加していくと、議論が一層活発になることもあります。
黙っていても、「あなたはどう思う?」と聞いてくれる人もいますが、そんな人は誰もいない時もあります。
何も言わないと、何も考えていないと思われてしまう恐れもあります。
ただし、欧米と一口に言っても、割り込むのがルール違反の国も多いです。
国際的な大企業で文化の異なる人たちが一緒に働いていると、こんなことがトラブルの原因になったりもします。
教育機関も、文化の異なる人たちが集まる場所です。
そこでは何がルールなのか、よく観察してみましょう。
「郷に入れば郷に従え」と言います。
全てに関して従う必要はありませんが、留学と言う機会から最良のものを得ようとしたら、その国ではどんなふうに物事が進められるのか、理解するのは不可欠でしょう。
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