今日はだから最初から「正しい音」で学習すれば良いのですよ、というお話です。
またそれ!?と言われるとは思いますが、
できるだけ楽をしたいなら、効率的に学習を進めたいなら、コッチです。
「音」を介在させるコミュニケーションツール=会話のために勉強している方にはいまいちど認識して欲しいお話ですが、あなたが読み書きのためにイタリア語を勉強しています、というのなら今日のお話は不要なのでスルーなさってください。
聴こえないのには原因があります。
よね?
その原因を知り、改善しないかぎり、リスニング力の向上は難しいです。
よね?
きっと、きっと、私が思うに、日本人のその原因の一つは「正しい音を軽視しているから」です。
あなたの場合はどうしょうか?
あ、もちろん大人の外国語学習ですから文字の助けはぜったいにあったほうが良いです。
でも、現状リスニングが苦手な人は文字に頼りすぎて学習していることが原因なので(おそらく)「音」に重心をシフトした方がいいよ、というお話です。
「聴こえない」と仰る方々はよくSNS上でも
(ー ー;):イタリア語は早いからな〜
(T.T) :イタリア人は早口だから(汗
と嘆いているのですが、イタリア語は特段早口ではなく、wpmも多くありません。
*wpm=1分あたりのワード数
CNNのwpmが平均180〜190
TOEICのリスニングセクションが平均150〜160だそうです。
先日、生徒さんの1人がイタ検1級のリスニングテストの音源を送ってくださり、面白半分で数えてみたのですが、
割と難しくなってきているだろうと思われる後半の音源で50秒117ワードでした。(誤差あり、多分)
この問題一つしか数えていませんが、、、、
全然早くないでしょ!?
映像翻訳の仕事でTV局に行くとよく言われるのです
すみませ〜ん、めちゃくちゃ早口なので聴き取りにくいと思うのですが、どうしても夜のニュースに間に合わせたいんです(汗
とか
まくしたてているのでちょっと大変かとおもうのですが(汗
とか。
でも聴いてみると、別に全然早口でもまくしたててもいません。
イタリア語を生業にして30年近く経ちますが、本当に「早口で聴き取れない」という人、映像、音源に出会った事がありません。
一度も、です。(あ、別の理由で「聴こえない」ことはよくありますww)
要は「聴こえない」人には早く聞こえるということです。
みなさんはご存知でしょうか。
多くのイタリア人が日本人は早口だ、と思っている事を。
そうなんです、何語でも(?)「聴こえない」人には早く聞こえるのです。
大学時代にフランス語に挫折してから、「あの素早く流れていく音に意味があるとは思えない」とずーっと思っていました。
ところが、やり直しに際して何よりもまず発音を学習したら、あ〜ら不思議!
すべての単語がちゃんと聴こえて(意味はわからなくても)、
意味がある文章だったことがわかったのです!(意味はわからなくても)
そして、聴こえるからディクテも楽勝。
正しく発音できるから、教科書を音読して知らない単語も正しく「音」にできるし、音で記憶できる。
フランス語で「音が聴こえない問題」には出会っていません。
あ、単語力と文法力が圧倒的に不足しているので「分からない問題」は山積みですけどwww
最初から「音」を最重要視して学習していれば「聴こえない」原因が
・慣れ
・語彙不足
・文法知識不足
これだけになります。
つまり語彙を増やして、文法知識を充実させて、ネイティブの音源に少しだけ慣れればリスニングなんてまったく怖くなくなるわけです。
多くの方がどうやら上記3つの努力はなさっているようなのですが、、、
一番大事な「正しい音」で学習する事が抜けているようで、、、
これでは努力もなかなか報われないわけで、、、
それでもそのままの学習法を続けていらっしゃるようで、、、
私には謎でしかないのです。
だから、もうそろそろ、早口だからを言い訳にするのはやめませんか?
ちゃんと「正しい音」に重心をおいて学習を進めれば普通にリスニングできるようになりますよ♪
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