最初から発音を意識していたんですか?

ARI T.

と、よく訊かれます。
「う〜ん、最初からといえば最初からだけど、今のレベルに至るまで気にするようになったのはparola事件からですかね〜」とお答えしていた、ペラペラ応援団Ari T.です。
parola事件とは?気になった方は最初に書いたこちらのコラム「まさかの留学初日!」をご覧いただければ幸いです。
簡単に言うと、語学留学初日に「parola」という言葉が通じずに焦ったという体験です。

思えば子供の頃から「音の違い」が比較的気になるほうだったかもしれません。
大好きだったセサミストリートのアーニーとバート。
「絶対に『アーニー』『バート』って言ってない!」と、テレビから聞こえてきた未知の音を真似していた変な子供でした。
だって、全然違ったんですもの。

ね?

中学校のバイオリンの授業では、「耳はいいのにね〜、、、」と先生にいつもため息をつかれていました。
褒められていたわけじゃないのです、要は「音程は良いけど、努力しないから弓使いがひどい」とディスられていたわけですが、音程が少しでもズレると気持ち悪い、という子供でした。

日本でイタリア語会話学校に通い始めた時から
「先生の出身地はどこですか?」
「南じゃなくて中部〜北部出身の先生がいいのですが」
と要望をだして受付で面倒がられていたことは確かです  (^_^;
当時、選べるほど在日イタリア人の数も多くなかったのに無謀なリクエストでした。
でもね、反省はしていません (´ ▽ `)ノ
出身地を問うのはやめましたけどいまでも外国語を勉強する時、先生の発音を重視しています。

まあ、おそらく、「もともと音が気になる人」だったようです。

でも、最近、記憶を紐解いているうちに思い出したのですよー、
どうしてイタリア語の発音をそんなに意識するようになったのか、を。
(今日も長くなります、良かったらお付き合いください)


最初はこの歌でした!
いえ、はい、確かに「歌でイタリア語の勉強は勧めない」と書いたのですが、まあ、これは発音の大事さに気づいたきっかけとご理解下さいませ。

イタリアに興味をお持ちならご存知の方も多いかもしれないLaura Pausini。
彼女は1993年のサンレモ音楽祭で一躍注目を集めた当時10代の新人シンガーソングライターでした。

こちらのバージョンの方が私は好きです

その頃私は、確か4回目の再チャレンジで日本で週1回のイタリア語学校に通う相変わらずのクラスの劣等生で、他の生徒さんには疎まれていたのですが先生にはめっちゃ好かれいてましたw
先生は私の気を惹こうと、休憩時間にいろんな「イタリア土産」をくれていたのですが、
その一つに彼女のCDがありました。
「これはね、今年のサンレモで賞をもらった曲で今イタリアでとても流行ってるんだよ。
 今度一緒に歌おうよ♪」と言ってCDをくれたのです。
私は「歌は聴くより一緒に歌いたい」派です。
先生と一緒に歌う気は全くありませんでしたが(笑)、Lauraと一緒に歌おうと一生懸命練習しましたよ、CDを聞きながら。
でも、なぜかうまくついて行かれないのですよ。
この曲はスローなのでなんとかなりました。
が、ちょっと早い曲だとついて行かれない(汗
不思議だったんですよねー、日本語の歌なら練習をしなくても一緒に歌えます。
「何かが違うな」とは思っていたのですが、それにしてもこんなに練習してるのに、なんで一緒に歌うのがこうも大変なんだろう?と疑問に思ったのです。

が、その時はそのまま「まあ、いっか」とスルー。
なんたって劣等生ですから、本当は気にはなっていたのですが、それ以上の努力はしませんでした。


それからしばらくして語学留学に発ち、イタリア生活初日にparora事件が起きるわけです。
やっと分かりました!
私、ちゃんと発音できていないんだ!と。
え〜、うそ〜!?
だってイタリア語の発音ってほとんどカタカナで、
簡単なんじゃなかったっけ!?
先生には通じてたじゃん!

そう思いましたよ、本当、初日にがっつり落ち込みました。
でも、まあ、それでも「これからはちゃんとやろ〜っと」と思う程度でした。
なんたって劣等生ですからw
ただ、ここからはそれまで以上に発音を意識するようにはなりました。

こうしてイタリア生活が始まり、毎日意味のわからないままラジオを流しながら日々勉強ばかりしていた私。
学習方法は当時からもちろん音読です。
「ラジオを聴きながら!?」と思われるかもしれませんが、当時はDJのトークも曲の意味もほとんど理解できなかったので「聴いて」はいなかったのでまったく邪魔になりませんでした(汗
ラジオからしょっちゅう聴こえてくる曲が気になり、「歌えるようになりた〜い♪」とある日CDショップ(昔のことなので、、、)に行き、メロディーを口ずさみ店員さんにわかってもらえて無事CDをゲット。
一緒に歌いたかった曲がこれです。

分かっていたけど早い!と当時は思っていました。
どんなに頑張っても一緒に歌い切れない、、、、
口が回らない、、、、
なんで!?
この人に歌えて私に歌えない理由は何?

と色々な角度から考えたわけです。
意味がわからないから?
  いやいや、辞書で調べて意味は完璧にわかっている。
単語の発音が違っているの?
  いやいや、そんなことはない、私のイタリア語、発音は悪くない。
私がイタリア人じゃないから?
  それはそうだ。でも口周りの構造は同じはず、そんなの理由にならない。
とにかく耳をすませて集中して聴こう、なにか理由がわかるかもしれない、、、
耳は悪くないはずなんだから、、、


一緒に歌えないということは、私に何かが足りないということ。
でも、それって何!?
何が足りないの!?
毎日、街で、学校で、ラジオで、テレビで、イタリア語のシャワーを浴びながら、一緒にこの歌を歌いたい一心でそんなこと考えてばかり感がていた私。

するとどうでしょう! ある日、フと気づいたのです。
自分の発するイタリア語と、聴こえてくるイタリア語とでは音のリズムが違う、と。
単語や発音の問題じゃなくて、リズムの問題だ、と気づいたわけです。
それでリズムを重視して歌う練習をしたら、だんだんとついて行かれるようになったのですよね〜、これが。
今じゃ楽勝ですw
なんでこんな大事なことを学校で教えないの?
と不思議に思いました。
(のちのこの「リズム」が音の法則によるものだと知ることになります)

やっぱりね、思い悩み、考えて考えていると気づくことってあるんですよ(笑
「一緒に歌いたい」という人じゃなかったら気づけなかったでしょうね〜、きっと。
思うに、この「リズムの重要性」に気づくことがなかったら、今の私はなかったでしょう。
「好きな歌を一緒に歌いたい!」という単純なことがきっかけだったとは(汗
これからは声を大にして、堂々と「きっかけは歌です」と言いたいと思います。

誰にでも必ずブレイクスルーポイントが訪れます!
劣等生だった私が28年もコンスタントに仕事を頂き続けるプロの通訳者でいられ、生意気にも人様にイタリア語を解説するようになったのですから、
小手先のテクニックではなく、本当の意味での勉強を続けていれば必ずその時がやってきます。
テクニックも大切です、もちろん。
でも、それは本当の勉強の中で「なるべく楽をする」ための息抜きだと私は考えています。
あ、あくまでも本気なら、です。
本気じゃなくても無問題。
それはそれで楽しいですからね♪
私も本気じゃない楽しい語学学習進行中ですw

本気だけど伸び悩み中の方、色々と見直すポイントがあると思います。
一度ご相談ください♪

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응답 (2)

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  • ARI T.

    yuki145さん、こんばんは!いつもコラムを読んでくださりありがとうございます。そうなんですよ、身近に潜んでいるのですよ、罠が、、、w 「〜l」という音に苦労されている方は多いですね〜。でもね、それもそんなに難しいことではないのです、本当にちょっとしたコツです。「知る」だけで随分改善されると思いますので、近々伝授させていただきますね♪
    いや、全然お嬢様学校じゃないのです、ただの変な学校ですw

  • yuki145

    先生こんにちは!
    Parola事件は何度聞いても笑ってしまうのですが(笑)、
    でもこの単語は意味こそ簡単でよく使うものですけど、
    発音的には非常に難易度の高い単語ですよね。
    私はちゃんと発音出来てる自信は全くありません。
    要注意単語です!単語の一番後ろにLが来ると本当に難しいです。
    だいたい全部日本語のら行発音になってしまいます。
    先生、中学でバイオリンの授業とかあったんですね。。。お嬢様学校ですね。

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