日英バイリンガルの講師 スティーブン 孝之 シャレットです。
ハーフと聞くと「いいな〜、2ヵ国語が話せて」と反射的に思われたことはありませんか。
「はい、そうなんです!いいでしょ。」と答えたいところですが(笑)
・・・夢をぶち壊しますが、残念ながら、ハーフは自動的にバイリンガルにはなりません。
私が、日米のハーフとしてアメリカで育ち、20年前に日本に来るまでに、どのような語学習得の道を辿ったのか、約1分の切り抜き動画を用意しましたので、ぜひご覧下さい。
幼い頃から、日本語と英語の両方を話す環境があった私は、他の人よりも二カ国語を学ぶのには、相対的に有利な条件の中で育ちました。
語学を、技能として、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングに分類するとしたら、リスニングと、スピーキングに関しては、比較的早い段階で身につけたように思います。それでも日本で暮らす人と比べたら、圧倒的に日本語に触れる機会は少ないです。
加えてリーディング、ライティングは、きちんと椅子に座って文字を覚え、漢字を覚え、作文を練習し・・・という当然の事を、通常の英語のクラスに加えて行っていたので、(今でこそ親に感謝できますが、当時は、その苦労が未来にどう繋がるのかわからないので)嫌で仕方がなく、とにかく反撥していました。
転機は大学時代!
たまたま恩師に出会い、泉鏡花、谷崎潤一郎、三島由紀夫、阿部公房、川端康成、遠藤周作、太宰治・・・などの日本文学を、マンツーマンで教えてもらう経験を通じて、ようやく初めて、能動的に日本語や日本文化を学ぶ楽しさを知ったのです。
このような経験から、私の英語指導法の根底には、生徒さんそれぞれに興味のある事を、それぞれに合った方法で行い、モチベーションを維持してもらうことに重きを置いています。
カフェトークのレッスンは、何十人も一斉に行うクラスではないので、プライベートレッスンならではのメリットを最大限に活かしたいと考え続けています。
最後に、英語学習者の方へおすすめの自宅学習法を1つ。
人間は環境に左右されやすい性質を持っています。皆さんのスマートフォンの言語設定は何語ですか? 自信を持って「日本語!」と答えた方、今日から、英語に変更してみましょう。それだけで、環境を変えることができます。
「語学習得に王道なし」
小さな変化かもしれませんが、日々の積み重ねが実を結びます。
ではまた、お会いしましょう!
日英バイリンガル講師
スティーブン 孝之 シャレット