巻き過ぎ厳禁!:諸刃の刃なんです、イタリア語の「R」の発音は

ARI T.

どうも!
「カタカナ発音を撲滅し隊」隊長のARI T.です!
今日は久々にイタリア語「R」の発音について♪


発音のご相談でもっと多いのが

日本人発音から脱却できない

です。

お任せくださ〜い♪

どうして「日本人発音=カタカナ発音」になるのか、

これは一発でわかります。

分かったからと言って、

それだけでは治りません、

その後の努力次第です。

でも、原因は1回のレッスンで解明できます♪


次に多いのが

Rの巻き舌ができない

です。

安心してくださ〜い♪

Rを発音できないイタリア人、

一定数いま〜す♪
日本語話者が発音できない理由も、

ARI T.的には明確です。
いくつか原因がありますが、
これも最初のレッスンでばっちり解ります。

ただ、できるようになるかどうかは、
その後のご本人の努力次第です。

しかーし!
ネイティブでも出来ない人がいるのだから、

なんなら放置したってどうってことないです!


つまり結論から言うと、

「R」が発音できないことは、

大した問題ではありません。

いや、できた方がいいんですよ!

でも、できなかったとしても、

そこまでの問題でもない、
ということ。

「R」がイタリア語を代表する発音だと、

多くの方が思っていることは知っていますが、

別にイタリア語を特徴づける、

絶対的な音ではありませんから、

そんなに気にすることはありません。
もっと重要なことが他にあります。

できた方がいいですよ!(しつこい)

でも、それはそれで問題が残ったりもします。



大事なのは、

RとLを区別できる発音。

これです。
これさえできれば、

あとは時間をかけて、

希望に合わせて発音練習すればOKです。




Rに関しては知って欲しいことがいくつかあります。

1)「巻き舌」と言うけど、実は巻かない

2)イタリア人でも発音できない人がいる

3)巻きすぎ問題。
  「私できるわ!」というのが実は厄介な場合も

4)実はかなり弱い音



1)

舌を巻くわけではありません。

巻いたら「R」は発音できません。


2)

特に北イタリアに多いです。
彼らはフランス語の「R」の音で代用します。

標準語の「R」を出すことを、

まったく目指していない人も多いです。

「俺って北イタリア人だし〜♪」

的な???

真意はわかりませんが、結構います。

まあ、ご自身の自由です。
ましてや、外国人の私がどうこう言うことでもない。

ただね、これは「R(erre) moscia」と揶揄されています。

良いご家庭ですと、
子供の
「R(erre) moscia」は矯正します。
やはり言葉ってお里が知れる最初のポイント?
という考え方も少なからず存在しますから、
それぞれの考えに基づき、
上流階級の方々は重視するわけです。

でも一定数いるわけで、

イタリア語の検定試験のリスニングにも、

この「R(erre) moscia」が登場します。

毎回かどうかは知らんけどw

そのくらいポピュラーということです。


3)

「日本語話者のR発音第一段階」

と、私は名付けています。

「R」ができなかった方が、

練習をして音が出せるようになった!

ぱちぱちぱち〜〜〜〜!

よく頑張りました♪

ここでストップすると、、、

やたら強く「R」を発音しすぎちゃう、、、

「R」が一個しかないところでも、

違和感があるほど、

「RRRR」と大袈裟に発音しちゃう。

ここで止まっている方が非常に多い。

もちろんご本人はそれに気づく術がない。

勿体無い!
もう少し頑張りましょう!

と、ARI T.は申し上げます。
これ、「子音の発音」の基本的な考え方とも関係があります。


4)

「3」からの続きになりますが、

イタリア語の「R」は
それほど強い音ではないんです。

Youtuberなどのイタリア語は、

「人に聞かせるため」のイタリア語ですから、

日常の自然な音より強くなる場合があります。

人それぞれなので何とも言えませんが、

色々なYoutubeをみた個人的な感想です。

プロのイタリア語同時通訳者は、

異口同音で

「ほんっと、

 イタリア語のRとLって聞き分けづらい、、、」

と言います。

普段のトーンでイタリア人が話すと、

非常に聞き分けづらい。

それほど「R」は弱いです。

あ、でも違うから分かりますよ!w

流石に。

でも、英語ほど明確に音が違わないので、

英語よりずっと聞き分けづらい。

それには明確な理由があるのですが、

レッスンを取ってくださっている方への公平性を維持するため、

それはここには書けなくて、すみません。


「Rというのは、それほどまでに軽い音です。

「RR」という綴りの場合のみ、

め〜〜っちゃ強い音になります。

それ以外でめ〜っちゃ強い音で発音すると、

すごーーーーーーく変です。
だって、、、綴りが示す発音と違うだもん、
当然ですよね?

「3」以降の問題なのですが、

最大の難点は、

ご本人は気づいていない
という点。

100発100中、
ご本人は気づいていません。



東西南北 あらゆる地域出身のイタリア人何百人、
ひょっとすると1.000人以上と仕事をし、

様々な地方出身の
イタリア語ペラペラ日本人
数百人と出会ってきたARI T.の、
30年以上に渡る経験に基づく感想です。
感想だけど、なかなかの母数でしょ?
イタリア語がペラペラの日本人、
数百人に会うって、業界にいないと叶わない。
いるんですよ〜、結構、
イタリア語ペラペラな日本人 in Japan♪
ですから、あらゆるタイプに遭遇していますぅ〜♪



でも、安心してください、

私、

がっつり指摘させていただきます。
「きゃ〜!
 むしろ得意げにやってました
(//∇//)
という方がほとんどですが、
それは当然のことなので良いんです!
だから私は「第一段階」と称しています。
ある意味、誰もが通るファーストステップ♪
ここに留まるか、セカンドステップに行くか、
ぜ〜んぶご本人次第です♪

もちろん、

改善方法はしっかりご用意してあります。



というわけで、

日本語話者に関して言えば1番のポイントは

むしろ巻き過ぎ厳禁!

です。

これ、めっちゃ日本人イタリア語になります。



「R」ができないことより、

もっと大きな問題がありますので、

まずはそっちの方をなんとかしましょう♪


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This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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