私の人生のロールモデルとは

今週の講師コラムのテーマは、「人生のロールモデルはいますか？」です。

大学院修了後、大学非常勤講師と研究を続けていて、子育てをして、30代後半からオンラインの仕事を細々と始め、50代からカフェトークで講師をしている私のロールモデルとは？

迷ってばかりの人生で、結局、常勤の仕事に就けずに非常勤のままで大学の仕事は終わりそうです。自分のロールモデルもいないし、だれのロールモデルにもならないな～というのが、テーマを見たときの正直な気持ちでした。

でも、そういえば先日、恩師の米寿のお祝いで年の近い先輩方にお会いしました。その中で（教授のような）常勤の職に就かずに非常勤ですが、活き活きと活動している先輩がいらっしゃいました。1年に1度会うかどうかなのですが、会うといつも元気をくださる先輩です。
その先輩こそ、私のロールモデルなのでは？

近年の大学改革で、常勤の先生方は本当に多忙です。それに対して、非常勤講師は、不安定な身分ではありますが、自分の時間が確保できている、もしくは自分で使い方を決められる時間が多いと思います。
その先輩は本を出版したり音楽活動をしたりしていて、あこがれの存在。いつも自分の信念で行動して、パワーをくださいます。

振り返ってみると、私は非常勤講師だからこそ、カフェトークでたくさんの方々にお会いすることができているわけで、私は今、何物にも代えがたい貴重な経験をさせていただいています。非常勤講師の仕事は自分の主軸となるものですが、それ以外の時間を使って日本語・日本文化に貢献するというのが、今の私の生き方です。

こうしてみると、私の人生も捨てたものではないな～と思いました。これからもその先輩にならって、自分の生き方に信念を持って前向きに過ごしていきたいですし、迷ったときはその先輩のやり方をお手本にするのも良さそうです。

今回の講師コラムのテーマは、最初は関係ないと思っていたのですが、思いがけず、自分の道のりを振り返るいい機会になりました。ありがとうございました♪

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