こんにちは。
講師コラムの今週のテーマは、「今読んでいる本とお薦めの本を教えてください」です。
ちょうど手に入れたばかりのおもしろい本があったので、ご紹介させていただきますね♪
タイトルは、「絵で見て楽しい!はじめての和の音楽」。なんだか私の伝統音楽のレッスンとコンセプトが似ているような気がして、手に取ってみました。
これは、「イチから知りたい日本のすごい伝統文化」という、すばる舎のシリーズ本の1冊です。他に、歌舞伎・茶道・落語・相撲・和の踊りなどいろいろありますよ。
「和の音楽」は…
表紙を見るだけでも楽しい!
表紙だけでレッスンが1回できそうなくらい濃いイラストになっています。
本文は、琵琶・尺八などのかわいいイラストたちが案内役。
見開きで、右ページは説明文、左ページは図解。左の絵のページは、けっこう掘り下げた内容が説明されていますし、QRコードで楽器の音を聞くこともできます。漢字にはすべてふりがながあるのもうれしい♪
「はじめに」の部分で、日本音楽と西洋音楽の違いを教えてくれます。現代の日本人にとっては、西洋音楽と比較して考えるほうが入りやすいかも。
第1章は奈良時代まで、第2章は平安時代の雅楽、第3章は室町時代の能、第4章は三味線・箏・尺八、第5章は明治以降の音楽、第6章は各地の音楽として、民謡・和太鼓・沖縄・アイヌの音楽。
神話から始まって、法螺貝や和太鼓など、普通の日本音楽史の教科書ではあまり扱われないところもきちんと取り上げられていて、すばらしい♡
私が大学で教えているのと同じような順序ですし、間にはさまれているコラムの内容も、かゆい所に手が届くもの。たとえば、琵琶とリュートの関係が地図を見ながら理解できます。
これは、カフェトークで伝統音楽のレッスンをするときに、とっても役立ちそう!
これを教科書にレッスンしても良いのでは?と思うほどです。
もしご興味のある方はお気軽にお声掛けください。一緒に読みましょう♡
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