海外転勤が決まったら、まず何を調べますか?
【お好み焼きの歴史】
奈良時代、学者であり政治家でもあった吉備真備(キビノマキビ)は、唐から帰国後、現地で食べられていた煎餅(センビン)=小麦粉を水で溶いて薄く焼いたものを学生たちに紹介しました。それが、お好み焼きの祖先と言われています。しかし煎餅は日本では定着しませんでした。
時が過ぎ戦国〜安土桃山時代、千利休が麩の焼きと言う茶菓子を出しました。
それは、水で伸ばした小麦粉を薄く焼き、味噌を塗ってくるくるっと巻いたり、クレープのようにたたんだりしたもので、これがお好み焼きのルーツと言われています。
大正時代の頃になると、小麦粉を水で溶いて薄く焼き、ソースを塗ってネギや削り節などを乗せて食べる一銭焼きが誕生!ソースをぬればなんでも洋食と呼ばれた当時のちょっとおしゃれな、それでいて駄菓子屋や屋台でOne coinほどで買える庶民のおやつとして大阪を中心に広がったようです。
今の形になったのは昭和30年代ごろ。広島では戦後の食糧難に限られた材料を重ねて焼くスタイルで、関西では一銭焼きをベースに肉やキャベツなどの具を生地に混ぜ込んで焼く形で、それぞれが地域の味として定着していきました。
世界のどこに住んでいても私は日本人(&大阪人)。
それなのに、これまで日本について聞かれて答えられないことが度々ありました。
未知の世界を知りたいのはお互い様!こちらからも提供できるようにしておきたいものですね。
特に自分の興味のある分野のことを...
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