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カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「最近読んだおすすめの本」のお話です。
今日ご紹介したい本は、私が大好きな澤円さんの新刊です。
過去にも『メタ思考』など、沢さんの本を紹介してきましたが、今回の本は
『得意なことの見つけ方 ー 自分探しにとらわれずすぐに行動できる技術』というタイトルです。
澤さんの本はどれもとても読みやすく、忙しい方でも隙間時間で読むことができます。
あまり負荷をかけずに読めるので、日常に取り入れやすくておすすめです。
そして、社会人の方にとって何かしらのプラスの学びがある本だと思います。
今回の本では「自己分析」について語られているのですが、
最近は「自己分析が大事」とよく言われますよね。
でも実際、どうやればいいのかよくわからない…という人も多いのではないでしょうか。
有名な方法だと性格診断やテストがありますが、
沢さんの自己分析の方法はもっと気軽に、誰でもできるやり方なんです。
それは、「他人に興味を持つこと」。
私自身、あまり人と深く関わるのは得意な方ではないのですが、
一人だけで生きていくのは難しいものですよね。
だからこそ、たくさんでなくても、他人に興味を持つということだけで、
自然と「私らしさ」が浮かび上がってくるという沢さんの言葉に、なるほどと思いました。
たしかにそうですよね。
自分のことって、ひとりでいくら考えてもなかなかわからない。
でも、他人と関わっていく中で、「私、この人と違うな」とか、
比較する中で初めて見えてくる自分の一面ってあると思うんです。
特に今回の本では、「他人と関わるという行動をとることで、得意なことが見えてくる」
ということが語られていました。
たとえば、「他人に会いに行こう」「コミュニティに入ってみよう」
そういう小さな一歩を踏み出すことで、自分の得意・不得意が見えてくる。
知らない人が集まる場に参加すると、
「私は初対面の人と会うと緊張するんだな」とか、
「でも緊張していても話しかけに行ってたな」など、
行動を通じて気づくことがあるんですよね。
これ、実は私自身のことなのですが、
緊張しながらも人に話しかけに行ってしまうタイプで、
それって見方を変えれば「得意なこと」かもしれないな、と思えたりもしました。
そして、日々の生活の中で得意なことをしていると、
やっぱりストレスは軽減されますし、楽しめる時間が増えていきますよね。
ただ、仕事をしていると、得意なことだけできるとは限りません。
やりたくないこと、苦手なことにも向き合う必要が出てきます。
そんな時、「やりたくないことは最小化する」という考え方が本に書かれていて、
私はとても共感しました。
完全に「やらない」とするのではなく、
できるだけ小さく、少なくしていくという考え方です。
私も今の仕事で苦手な業務があります。
もし選択肢があるなら「やらない」を選びたい。
でも、まったく断るのは難しい場面もあるので、
最低限で関わるという選択肢があると気持ちが楽になりますよね。
この「最小化」という発想、澤さんらしいなと思いました。
私たちはつい「ゼロか100か」「やるかやらないか」で考えがちですが、
その間にある「できるだけ減らす」という選択があると、
ぐっと現実的になりますし、私たちも行動しやすくなります。
ぜひみなさんにもお伝えしたいのは、
まずは「他人に興味を持つ」ということ。
そして、そこから一歩踏み出して関わってみることで、
自分の得意なことや自分自身が見えてくる、という視点です。
さらに、日常の中で出てくる「やりたくないこと」とも向き合いながら、
それをゼロにするのではなく、最小化する意識を持つ。
この考え方も、ぜひ心の片隅に置いていただけたらと思います。
今日は「最近読んだおすすめの本」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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