英語の単語を使ったとき、「あれ、なんか通じてない?」と感じたことはありませんか?今回紹介する英語と日本語で意味や使い方に差がある単語のひとつが、「コンテンツ」と “contents” です。
どちらも「内容」や「中身」を指しますが、英語では少しニュアンスが異なります。
まず、英語では:
・数えられる内容には contents(複数形)
・数えられない内容には content(単数形)
が使われます。
例1:contents(複数形)
“Security checked the contents of my bag.”
セキュリティにバッグの中身をチェックされた。
この場合、中にある物(財布、ノート、ペンなど)が「数えられるもの」なので、contents を使います。
例2:content(単数形)
“I liked the content of his speech, but not the delivery.”
彼のスピーチの内容はよかったけど、話し方はイマイチだった。
スピーチの中身はまとまりとして捉えられる「数えない内容」なので、content を使います。
では、観光の「ツアーのコンテンツはご要望に応じて調整できます。」この場合はどうでしょう?
この「コンテンツ」は、「体験」「説明」「訪問先」などのまとまりで、1個ずつ数えるというよりは、全体的な中身を指しています。つまり、content(単数形)が自然です。
“We can customize the tour content.”
また、場合によっては content よりも別の単語を使った方が伝わりやすいこともあります。
・itinerary(旅程、行程表)
“The tour itinerary is flexible.”
ツアーのスケジュールは柔軟に対応できます。
・tour 自体を使って表現
“The tour can be tailored to your interests.”
ご希望に合わせてツアーをカスタマイズできます。
文脈によって最適な単語を選べると、ぐっと自然な英語になりますよ!
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