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カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「最近読んでいるおすすめの本」のお話です。
最近読んでいるおすすめの本を紹介したいなと思います。
これは、ちょうど私が6月に一時帰国をしていた時に、実家の自分の部屋の本棚にあったもので、
過去に一度読んだ本ですが、「またいつか読み返すだろうな」と思って取っておいた本です。
今回、それをバリに持って帰ってきました。
その本が『シーラという子』という本です。
サブタイトルには「虐待されたある少女の物語」とあり、ちょっと記憶は曖昧なんですが、
おそらく私の日本人の英語の恩師が紹介してくれて読んだのではないかと思っています。
この本はノンフィクションで、実際にあったお話をもとに書かれています。
作者はトリイ・ヘイデンさん。児童心理学者の方です。
彼女が実際に接してきた子どもたちの中で、特に「シーラ」という子に焦点を当てて書かれたものです。
シーラという主人公の女の子は、胸がギュッとなるような背景を持っています。
6歳のときにトリイと出会い、本当に深刻な問題行動を起こしていて、
トリイが担当する支援学級に移ってきたところから物語が始まります。
母親から放置され、父親と暮らすことになるも、
父親からは虐待や性的暴行を受けていたという、想像を絶するような体験をしてきた子です。
そんなシーラに、トリイが本気で愛情を注ぎ、
日常生活のケアまで寄り添いながら信頼関係を築き、
一緒に学んでいく機会を提供していく、そんな物語です。
「どんな終わり方だったかな」と思い出せずにいますが、
確かシーラはIQがとても高くて、
最初は学級で荒れていたものの、少しずつクラスに溶け込んでいく…
そんな展開だったような気がします。
この『シーラという子』には続編もあって、
『タイガーと呼ばれた子』という本が出ています。
この2冊を一緒にバリに持って帰ってきました。
『タイガーと呼ばれた子』は、『シーラという子』から7年後のお話で、
トリイが再びシーラと出会うところから始まります。
シーラは6歳から思春期の年齢になっていて、
成長しながらも複雑な心の葛藤を抱えている姿が描かれていたと思います。
子どもと接するお仕事をされている方はもちろん、
お子さんがいない方でも、読んでいくと「これがノンフィクションなの?」と
驚かれるような内容だと思います。
原作は英語ですが、世界中で翻訳されて読まれている本なので、
「最近、何か読みたいな」と思っている方がいらっしゃれば、
ぜひ『シーラという子』と『タイガーと呼ばれた子』、
セットで読んでいただきたいなと思い、今日はご紹介させていただきました。
今日は「最近読んでいるおすすめの本」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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