未だに、「死ぬまでにお金を使い切りましょう」などと
書いている人がいるのですが、
そんな危険なこと、絶対やめましょう。
何度も言いますが、何歳まで生きるかわからないのですよ。
お金が足りなくなったら、どうするのです?
子供の世話になるとか、いざとなったら生活保護とか、
それって結局次世代の負担増やしているだけですからね。
そんな無責任なことをやってはいけません。
最近は、物価上昇も考慮に入れなければいけなくなってきました。
今までは、物価がそれほど上がらなかったので、
今から老後30年間分を計算したら
こんなもんだろうと思っていたのが、
それでは、10年後、20年後、足りなくなっている可能性があります。
さらに、自分のことは自分でという風潮になっています。
自分のお葬式代、死後事務にかかるお金は
きちんと残しておくべきでしょう。
実際のところ、子供の世代は、今よりも教育費や
住宅ローンが大変で、
親の面倒まで見ている余裕がないでしょう。
「使い切れ」といった記事を書く人の言い分として、
「お金がたくさんあるのに、老後を心配し過ぎて使わない人がいる」
というのですが、
果たして、心配し過ぎて使わない人って
どれくらいいるのでしょうか。
人は、ある程度、お金があるから、安心して使えるのですし、
余った分は、次の世代へ渡せばいいのです。
この前、私、旅行に行ってきましたが、
皆さん、適度に遊んでいるようでした。
決してため込んでいるだけではなかったですよ。
もし、心配し過ぎて使えない人がいるとすれば、
FPとして適切なアドバイスは、
「使い切りなさい」ではなくて、
「適切な蓄えを持ちましょう。それ以上のお金は使っても大丈夫」
だと思います。
使い切れというのは、
すごく無責任で、乱暴な言い方だと思います。
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