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勉強と自由時間,メリハリのつけ方—高校生編

Weekly Topic: How to balance study and free time

Junji or John

試験仕様の 90:30(Ninety Thirty)で大人の階段を
 
高校生になると,大学受験や定期テストの難易度が上がり,中学生よりも深い思考と集中力が求められます。
そのため,中学生向けの 45:15の法則をさらに発展させる必要があります。
高校生で一番差がつくのは,大学入試の試験時間(多くは60分〜90分)に耐えられるだけの長く集中を維持できるかです。
 
1️⃣「90分:30分」の大学入試型リズム
 
高校生におすすめなのは,90分の集中+ 30分の自由を 1セットにする方法です。
90分という枠は,主要科目の過去問演習や重たい記述問題に取り組むのに最適な長さです。
この90分間はスマホを別室に置き,完全に遮断します。
その代わり,30分の自由時間には脳にご褒美をしっかり与えます。
高校生でのポイントは,自由時間に何をするかを自分で選ばせることです。
  • 軽く寝る
  • 好きな音楽を聴く
  • SNSをチェックする
など,次の90分に向かうために自分が最も回復できる手段をルール化させます。
 
その30分は長すぎますか?
実は,その間にも脳内で情報の整理が行われています。
「さっきの問題,あそこでまちがえたのはあの条件を見落としてたからだな」とか「別解がないかな~」など,ぼーっとしている時にふっと気づくことがあります。
つまり,休憩は勉強の敵ではなく脳を休める必須プロセスと考えられます。
 
「結局,脳は休んでないんじゃない?」というツッコミは置いておきましょう。
自分としては「休んでいる」つもりなのですから。(笑)
 
2️⃣ その日の疲れに合わせて変える 「タスクの重さ」
 
高校生活は部活動や塾で多忙を極めます。
一律のルーティンを守ろうとすると,計画が崩れた際に挫折しやすくなります。
そこで,タスクを強度の異なる 3種類に分類します。

  • A 重い:演習
  • B 中くらい:復習
  • C 軽い:暗記

その日の疲労度に応じてパズルのように組み合わせるスキルを身につけさせます。
「今日は疲れているからBとCを組み合わせて,自由時間を30分増やそう」と自分で調整することが,長続きする秘訣です。
 
ある教え子の高校生は,試験が近いから「平日 2時間,土日は 5時間,数学を勉強するぞ」と意気込んで計画を立てました。
正直に言うと,その計画はほぼ確実に守れないと思っていました。
しかし,何事もやってみることが大事です。しかも,失敗してもまだリカバリーができますから。
案の定,翌週のレッスン時には「やっぱり続かなかった」と。
それで,時間割を見ながら,曜日ごとの疲れ具合を想定して柔軟な計画にしました。
そうすると,計画に支配されるのではなく,自分が計画を支配している感覚になり,楽しんで勉強できるようになりました。
 
3️⃣ スケジュール管理ではなく,伴走を
 
高校生ともなれば,親の役割は管理から伴走へと変わります。
週に一度,親子で確認すべきは進捗ではなく余白があるかです。
もし自由時間が全く取れずに勉強ばかりになっているなら,やがて計画は破綻し,自信を無くします。
「今週は模試があるから,日曜の午後は完全にフリーにして映画を見に行く」といった,意識的な何もしない時間の予約を親の方から提案します。
 
そのうち,この空白を自分でデザインできようになり,その力が,大学進学後の自律した生活にもつながります。
そう,すでに大人の階段を上がり始めていますね。
 
次回は社会人編です。
 
 
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