日本語・韓国語講師の Hayoung_Eiko です ^ ^
先日、3泊4日でソウルに行ってきました。
その時のことを、今、少しずつ思い出しています。
海外旅行といえば、
「非日常を味わうもの」
そんなイメージが、どこかにありました。
今回のソウルは、
いわゆる“非日常”という感じが、あまりなくて。
雨が降ったり、
思い通りにいかないことがあったり。
どこかずっと、
現実の延長にいるような感覚でした。
そんな中で、
静かに心に残ったやり取りが、いくつかあって。
あるお店で、韓国語でやり取りをしていたときのこと。
「韓国語を相当お勉強されたようですね」
そう言われて、少し驚きました。
今回の旅の中で、
何度か同じような言葉をかけてもらったのですが、
これまでにも、
「お上手ですね」と言われることはあったけれど。
今回のこの言葉は、
どこか違って聞こえてたんです。
発音や表現だけではなく、
時間や努力の積み重ねまで
そのまま見てもらえたような気がして。
胸がいっぱいになりました。
また別の日、
タクシーに乗ったときのこと。
女性の運転士さんと、何気ない会話をしているうちに、
気づけば、
自然と打ち解けた空気になっていて。
車内では、
お腹は空いていないかと、何度も気にかけてくれて、
「清潔だから大丈夫だよ」と言いながら、
食べ物をひとつ、またひとつと手渡してくれて。
不思議と戸惑いはなく、
まるで昔から知っている人のような、
そんな安心感がありました。
自分には娘がいないから、娘ができたみたいで嬉しい——
そう言ってくれて、思わず笑ってしまって。
降りるときには、
「タクシーのお母さんだと思ってね」と、
フルネームを教えてくれて。
「必ず連絡してね、家族を紹介するから」と、
連絡先を書いた紙を手渡されました。
その一連のやり取りが、
今も、静かに心に残っています。
特別な出来事だったわけではないのに、
なぜか、残る。
それを特別な思い出だと感じる人も、
いるのかもしれません。
でも私の中では、
“非日常の中の特別さ”というより、
“現実の中でちゃんと繋がった感覚”として残っていて。
今回の旅で思い出すのは、
華やかな出来事よりも、
こういう小さな言葉や空気の方でした。
言葉って、
こういう形でも、ちゃんと届くんですね。
うまく言えないけれど、
それでも、どこかで繋がっていた気がして。
この出会いも、言葉も、たぶん。
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