日本でワクチン接種をしてもらった時に、接種が終わって、看護師さんに「お洋服直してもいいですよ」と言われて、私は戸惑った。その時に、私の頭の中に浮かんだのは「洋服直し」という看板だった。なぜかというと、つい先日ワンピースのお直しで、洋服のお直し屋さんにお願いをした。日本は中国ほど洋服のお直し屋さんが多くないようで、その時一生懸命探していたので、結局見つけた「洋服のお直し屋さん」の看板は頭に深く刻み込まれていた。
このように、「直す」という言葉は、「お洋服直し、書き直す、やり直す」のように、何かを変更する時に用いられることが多い。そのため、注射をする場面で「お洋服直し」と聞いたとき「こういう場面もお洋服直しか?」と思った。私の名前は明らかに外国人で、看護師さんはきっとこちらは聞き取れなかったと思っていただろう。私の反応を見て、看護師さんがもう一度言った。一回目の時は、聞き取れはしたが、意味へのアクセスはできなかった。で、二回目を聞くまでの時間、正常な状態にするのも直すのだと分かってきた。最初は急に言われてびっくりしただけだった。
中国語だったら、服を直す時は、「修改衣服店」や「服装修改」「裁缝店」などの表現を使い、注射をする場面で服を正常な状態に直す時は、「可以了」「把衣服穿好吧」などというふうに使い分けられている。こういう失敗があって、反省して(気になったらすぐ聞く)、覚えるようになった。多義語は、使い方や文脈によって意味が違うので、これからは気をつけたい。
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