こんにちは!講師のKaorinaです。
ChatGPTを開いたとき、
「12月11日までにGPTをプラグインに移行してください」
という案内が表示されて、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も、生成AIのレッスンや日本語レッスンの教材やシラバス作成など、カスタムGPTを作り活用しています。
「今まで作ったGPTは使えなくなるの?」
「プラグインって何?」
「設定を全部やり直さないといけないの?」
と、不安になりますよね。
今回は、OpenAIから発表された「カスタムGPTからプラグインへの移行」について、現時点で分かっている内容と、今のうちにしておきたい準備を整理します。
■ そもそも何が変わるの?
OpenAIは、現在の「カスタムGPT」を今後終了し、これまで作成してきたワークフローを「プラグイン」へ移行する方針を発表しています。
標準の提供終了予定日は、
2026年12月11日
です。
提供終了後は、現在のカスタムGPTや、そのGPTのページにはアクセスできなくなる予定です。
ここでいうカスタムGPTとは、ChatGPTに
・どのように回答するかという指示
・参考にするファイル
・独自の知識
・外部サービスとの連携
などを設定して、自分専用のAIアシスタントを作る機能です。
■ 「プラグイン」になると何が違う?
今回OpenAIが案内しているプラグインは、
「再利用できる指示」
「参考資料」
「連携するアプリ」
などを組み合わせて利用できる仕組みです。
つまり、これまでカスタムGPTの中にまとめていた「仕事のやり方」や「AIへの指示」を、今後はプラグインという形で活用していく方向になります。
単に「GPTがなくなる」というより、
「自分専用AIの仕組みが、新しい形へ移行する」
と考えると分かりやすいでしょう。
■ 今すぐGPTが使えなくなるわけではありません
ここは大切なポイントです。
現在のカスタムGPTは、原則として提供終了日までは引き続き利用できます。
そのため、
「今日中に全部移行しなければ!」
と慌てる必要はありません。
また、プラグインへの移行機能が利用できる時期は、アカウントやワークスペースによって異なる場合があります。
画面に移行ボタンがまだ表示されていない場合もあるため、ご自身のChatGPTに表示される案内を確認しましょう。
■ 自分でGPTを作っている人は、ここを確認
普段からカスタムGPTを作っている方は、今のうちに次の内容を確認しておくことをおすすめします。
・どのGPTを今後も使いたいか
・どんな指示を設定しているか
・どんなファイルを登録しているか
・外部アプリやサービスと連携しているか
・普段どんな質問や作業に使っているか
特に便利なのが、
「いつも使っている質問をいくつか保存しておく」
ことです。
移行後に同じ質問をしてみれば、
「以前と同じような回答になるか」
「指示がきちんと反映されているか」
を比較できます。
AIの移行では、設定を移すこと以上に「移行後の動作確認」が重要です。
■ 移行前に編集を済ませておきましょう
もうひとつ注意したいポイントがあります。
OpenAIの案内によると、移行にはGPTの「最新の公開済みバージョン」が使用されます。
下書きのまま保存している変更内容は移行されません。
また、GPTをプラグインへ移行すると、元のGPTは提供終了日まで使えるものの、「読み取り専用」になり、その後は編集できなくなります。
ですから、
「この説明を追加しておこう」
「指示文を少し直したい」
「新しい資料に差し替えたい」
という場合は、移行ボタンを押す前に確認しておくのがおすすめです。
■ 共有しているGPTは特に注意
仕事仲間や生徒さんなどとGPTを共有している場合も注意が必要です。
現在のGPTで設定している共有範囲は、プラグインへ自動的に引き継がれるわけではありません。
移行した個人用プラグインは、まず非公開の状態から始まります。
そのため、
「GPTを移行したから、今まで使っていた人もそのまま使える」
とは限りません。
共有して利用しているGPTがある場合は、
・誰が使っているのか
・移行後も利用してもらう必要があるか
・新しいプラグインへのアクセス方法はどうするか
まで確認しておくと安心です。
■ カスタムアクションを使っているGPTは要注意
外部APIなどを使う「カスタムアクション」を設定しているGPTの場合は、さらに注意が必要です。
OpenAIによると、こうしたカスタム連携は自動的には移行されません。
一般的なGPTよりも移行確認に時間がかかる可能性がありますので、該当する方は早めにチェックしておきましょう。
■ 移行するときの基本的な流れ
移行機能が利用できるアカウントでは、基本的には
「My GPTs」
↓
移行したいGPTを選択
↓
「Migrate to plugin」
↓
内容を確認してプラグインを作成
という流れになります。
移行が終わったら、それで完了ではありません。
普段使っている質問を実際に入力して、
・指示どおり回答するか
・登録した資料を適切に参照するか
・必要なファイルを作成できるか
・連携機能が動作するか
を確認しておきましょう。
■ 私がおすすめする「今やっておくこと」
12月になってから慌てるより、今のうちに一度「GPTの棚卸し」をしておくのがおすすめです。
たくさんGPTを作っていると、
「試しに作ったもの」
「以前は使っていたけれど、今は使っていないもの」
「毎日のように使っている重要なもの」
が混在していることがあります。
まずは、
★ 今後も絶対に使いたいGPT
★ あれば便利なGPT
★ もう使っていないGPT
の3つくらいに整理してみましょう。
重要なGPTから順番に、
指示
登録ファイル
普段の使い方
外部連携
を確認しておけば、移行作業もずっとスムーズになります。
■ AIツールは「作って終わり」ではなくなってきました
今回の変更を見ると、AIツールは一度設定したら永久にそのまま使えるものではなく、
サービスの進化に合わせて「仕組みを移していく」
時代になってきたと感じます。
だからこそ大切なのは、特定の機能だけに依存するのではなく、
「自分はAIに何をさせたいのか」
という仕事の流れそのものを整理しておくことです。
指示文や参考資料、よく使うプロンプトをきちんと管理しておけば、仕組みが変わっても対応しやすくなります。
■ まとめ
今回のポイントを整理すると、
・カスタムGPTは2026年12月11日に提供終了予定
・それまでは原則として既存GPTを利用できる
・今後はプラグインへの移行が案内されている
・移行前にGPTの指示や登録ファイルを確認する
・下書きの変更は移行されないので注意
・移行すると元のGPTは読み取り専用になる
・共有設定は自動的には引き継がれない
・カスタムアクションは自動移行されない
・移行後は必ず普段の作業でテストする
という点を押さえておきましょう。
まだ時間はありますが、大切なGPTを仕事で使っている方ほど、早めの確認がおすすめです。
私もこれを機会に、作成してきたGPTを一度整理してみようと思います。
「どのGPTを残すか」を考えることは、これまでAIを何に活用してきたのかを見直す、よい機会になるかもしれませんね。
※本コラムは2026年9月26日時点のOpenAI公式情報をもとに作成しています。移行時期や利用条件は、アカウント・プラン・ワークスペースによって異なる場合があります。最新情報はChatGPT内に表示される案内をご確認ください。
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