「英語、苦手なんです」
中学校の英語教師として28年間、私がいちばん多く耳にした言葉です。
はじめまして。大学を卒業してから、ずっと公立中学校で英語を教えてきました。途中、自治体の取り組みで3年間、小学校の外国語専科として1000人近い小学生に教える経験もしました。最後は少しだけ高校でも教えましたが、小・中・高と見てきて、やっぱり私は中学生がいちばん面白い、と思っています。
英語が好きという生徒はほんの一握り。大事な教科だとはわかっていても、難しいから好きになれない。そんな子がほとんどでした。それでも、3年間コツコツ頑張って、卒業後に英語を専門に学べる高校へ進んだ生徒たちがいます。「先生のおかげで、そういう道を考えました」と言われたとき、ものすごく重みのあるプレゼントをもらった気がしました。こればかりは、きっと一般の企業では味わえないやりがいだと思います。
中学校の先生は授業だけでなく、学級担任も、部活動も、生徒会も・・・大変なこともたくさんありました。私は学校行事が大好きでした。子どもたちと馬鹿騒ぎをして、合唱コンクールでは本気で歌を作り上げて、気持ちはいつも中学生のままでした。
そして退職した今、初めて「大人の方に英語を教える」という挑戦をしています。
学校を離れて何年も経ってから「もう一度やり直そう」と思うのは、本当にすごいことです。きっと相当な思いがあるはず。途中で挫けそうになる日もあるでしょう。そんな挑戦を、少しでもそばで支えられたらと思ってカフェトークを始めました。
今、私の講座に来てくださる皆さんは、「いろんな表現を知れて楽しい」「自分でも調べて、もっと話してみたい」と目を輝かせています。年齢はまったく違うのに、中学生が成長していく姿とどこか重なって、毎回うれしくなります。
英語を学ぶ楽しさ、「通じた!」という喜び。それを、教室の外でも、いくつになっても味わってほしい。そんな思いで、今日もレッスンの準備をしています。
このコラムでは、英語のこと、授業の作り方、人生の第二章での挑戦、そして旅行や趣味の話まで、のんびり綴っていくつもりです。これからどんな出会いがあるのか、とても楽しみです。よかったら、また のぞきに来てくださいね。
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