これはSkypeレッスンの先駆者としても有名なズッカーマンさんの公開レッスンの風景です。
まず、観てみましょう。およそ30分です。
でもその30分でどれくらい音楽に、音色に変化が起こるか!
要点はいくつかあります。
・姿勢、構え方
・弓の基本(キャッチとリリース、発音、タンギングのような明確な音作り)
・ヴィヴラートの基本
・D minor の大切な音 Dがダウンボーになるフレーズ作りと弓づかいの関係
・左手で音のパワーを次の音にいかにつなげるか
・音価と拍子の関係(拍子の中で歌った通り、ヴァイオリンで歌う)
・fやpは音量の変化だけにとらわれず、サウンディングポイントのまま通る音で音色の変化が大切
など、どれも基本ばかり。
でも、基本の忠実にワンフレーズにこだわれば、30分でこんなにくっきりとした演奏になる、
当たり前だけどすごいことです。
(この動画では冒頭のフレーズとカデンツァの冒頭なので、おおまかにいえば1フレーズあたり15分ですね)
どうしてもつい...
いつまでに一通り弾かなくちゃ、
一通りまず音にしなくちゃ、
と焦ってさらさらと弾いてしまっていませんか?
たった15分しか練習時間が取れなかったとしても、
姿勢といままでレッスンで指摘されたこと全てを土台にして、
1フレーズにこだわりましょう。
精度を上げるっていうのはとても大変ですが、クセになるともっと良くしようという姿勢が自然になります!
中村勇太
Feb 13, 2019
ズッカーマンさんはヴィオラのマスタークラスも動画が出ているのでいいと思いますよ!
kazuetabuchi
Feb 13, 2019
投稿有難うございます!ビオラ入門者です。とても参考になります。