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Cafetalk Tutor's Column

Tutor June_ 's Column

“deserve”という表現について

2019-08-15

こんにちは!英語講師のJune_です(^^)

 
今回は実写版「アラジン」を観て気になった表現があったのでご紹介したいと思います。
映画の後半でアラジンがジャスミンに言うセリフに“You deserve so much.”というセリフがあります。字幕では「君にはふさわしい人が」となっていましたが、“deserve”はもともと「〜に値する、〜の価値がある」という意味の動詞です。ですので直訳すると「君は多く(のもの)に値する人だ」といった意味になります。アラジンのジャスミンへの幸せになって欲しいという気持ちが込められていますね。
 
この表現「マイ・インターン」という映画にも登場しています。映画の後半でロバート・デ・ニーロ演じるベンがアン・ハサウェイ演じるジュールズのことを話すシーンに“She deserves it.”というセリフが出てきます。確か日本語の字幕では「(彼女は)頑張った人だ」という訳になっていたかと思いますが、この単語の面白いところは“deserve the punishment”や“deserve the prize”のように悪い意味でも良い意味でも使われる点です。悪い意味で使われる場合には「当然の報いだ」などのように訳されることが多いですが、今回ご紹介したシーンではどちらも良い意味として使われていました。英語ではどちらの意味でもよく使われる表現なので、覚えておくと面白いと思います。

 
映画や海外ドラマを見る際、このように吹き替えや字幕の翻訳と比較して見ることができるようになるのも、英語を勉強していて面白い点の一つだと思います。まずは知っている単語が理解できることを目標に、洋画や洋楽、洋書に触れてみると良いと思います。皆さんも自分の好きな分野を英語の勉強に生かしてみてはいかがでしょうか。

This column was published by the author in their personal capacity.
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