こんにちは。 日本語講師のSakaiです。
「タピる」
「タピオカドリンクを飲む」または「タピオカ入りの食べものを食べる」という意味(いみ)です。
今日、帰(かえ)りにタピってく?
(今日、帰りにタピオカドリンクを飲んでいく?)
こんなかんじで使つかいます。
今日の本題(ほんだい)は、【名詞(めいし)+る】です。
【名詞+る】のかたちは、あたらしい ことばを つくりやすく、若い人たちの なかでは、つぎつぎと あたらしい ことばが つくられています。
そして、その多くが社会全体(しゃかいぜんたい)に ひろがって、ふつうに使われることばに なっていきます。
ジコる = 事故(じこ)をおこす。
ダベる = 駄弁(だべん=くだらない おしゃべり)をする
グチる = 愚痴(ぐち)を言う
外国のことばからも作られています。
ハモる(harmony)
ミスる(miss)
トラブる(trouble)
パニクる(panic)
擬声語・擬態語(ぎせいご・ぎおんご=オノマトペ)からも作られています。
テカる = テカテカひかっていること
ボコる = ボコボコになぐること
わりと新しいところでは、
ググる = Googleでしらべる
キョヒる = 拒否(きょひ)する
キョドる = 挙動不審(きょどうふしん=あやしい行動(こうどう)になる
カミる = 神様(かみさま)のようにすぐれている人
私の 子どものころは「サダハる」という ことばが ありました。
40年ぐらいまえ、野球選手(やきゅうせんしゅ)の王貞治(おうさだはる)さんが、765号のホームラン記録(きろく)を達成(たっせい)されたころで、おじさんに なっても がんばっている人のことを いうことばでした。
これは だれでも かんたんに 作ることが できます。
私の子どもも中学生(ちゅうがくせい)のころ、「パピる」ということばを子供の友達ともだちの間あいだ(あいだ)だけで使っていました。
パピコというアイスクリームを2つにわって、友達と半分(はんぶん)ずつ食たべるという意味です。
みなさんも【名詞+る】で、新(あたら)しいことばを作(つく)ってみませんか。
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