まだ日本にこのショコラトリーが上陸していなかった数十年前。
パリを訪れた際、1日かけてパリ中の何軒ものチョコレート屋さんを巡る
「ショコラトリー・マラソン」をひとりでしたことがあります。
そのとき、朝一番の1軒目に訪れたのが、
いまでこそ日本でも有名な「ジャン=ポール・エヴァン」のチョコレート屋さんでした。
フランスのお店は、開店時間ぴったりにオープンするわけでもなく、
その日、扉の前でお店が開くのを待ち構えていました。
すると、通りの向こうから、ひとりのムッシューがこちらへ。
「Bonjour !」
と、ひとりのジャポネーズにあいさつしてくれました!
お店の中へどうぞ!と言って招き入れてくれたその人が、
ジャン=ポール・エヴァン氏だったのです。
店内を見渡しながら、
「オススメはなんですか?」
とフランス語で尋ねると、
「アーモンドチョコとチョコレートマカロン」
と答えてくれました。
店主のおすすめ、迷わず即決。それらを購入しました。
カカオの味が美味しい。
間違いなく、ほかのチョコレート屋さんとは異なる。
好みの味でした。
ご本人からの接客という貴重な体験もあり、
この日以来、
エヴァン氏も大好きになりましたが、
ショコラトリー「Jean・Paul Hévin」の大ファンです。
そして改めて、「あぁ、フランス語を話せるようになっていて、よかった!」
と心の底から思ったのでした。
ちなみに、2回目に 「あぁ、フランス語を話せるようになっていて、よかった!」
と心の底から思ったのは、パリ・オペラ座バレエ団が来日した際、
オペラ座のダンサーさんと直接会話したとき!
フランス語を学んでいると、こんなにいいことがあるのだなぁ!
と実感したものです。