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よくある質問(4):カタカナでルビを振っていいの?という疑問

aoi.bleue

みなさん、こんにちは!

 

今日は、よくある質問(4)です。
フランス語をゼロから始めて、レッスンが進むうちに、
なにか質問はありますか?と生徒さんにうかがうと、
「単語にカタカナでルビをふってもいいですか?」
という質問がけっこうあります。

こういった素朴な疑問ほど、どこにも答えが書いていなかったりして、気になりますよね。

 

その質問には、こんな風に答えています。

「フランス語の音源をしっかり聴くという条件付きで、【読める・覚える】ために、はじめのうちは、カタカナを書くのも効果的です。同時に、綴り字の規則もしっかり覚えていくとよいですよ!」と。

 

実際、私もフランス語を習い始めのころ、数ヶ月間はカタカナを書いていました。4月から学習を始め、夏休みに入るくらいまでは。その後は、どうしても発音の難しい単語や例外的な読みになる単語のみ、カタカナは続けていたと思います。一年くらいしないうちに、自然とどんな単語でも読めるようになりました。

 

フランス語の先生によっては、カタカナを書いてもいいか?賛否ありますが、個人的には、経験的にも、カタカナ書いてもOKという立場です。

 

とはいえ、音楽に絶対音感があるように、そういった才能とリンクしているかは不明ですが、たくさんの生徒さまの学習をはたから見ていて、【発音について】まったく苦労していない方、ものすごく苦労している方、いるのですね。まったく苦労していない方については、脳が勝手に働いているのかのように、どんどん覚えてスルスル吸収して、口から出ているようです。私自身は努力して、身につけた方なので、こんなタイプの方はうらやましいです。

それに対して、ものすごく苦労している方、やや苦労している方には、こんな風にアドバイスしています。


冒頭で回答した:

「・・・はじめのうちは、カタカナを書くのも効果的です。同時に、綴り字の規則もしっかり覚えていくとよいですよ!」

の後半部分です。

 

フランス語には、綴り字の規則がありますので、それらを地道に覚えていくと「単語」単位で、読めるようになります。規則をしっかり自分のものにしていくと、フランス語は意外と例外が少ないので、どんな単語でも読めるようになってきます。

 

さらに、その上で、イントネーションもしっかりとおさえたいところです。「文」単位になると、どんな風に読むのかということです。イントネーションは上がるとか、下がるとかですが、音と音がつながる「リエゾン」「アンシェヌマン」についてもしっかりとできるようになると、フランス語らしい発音で、発話できるようになります。

 

「入門シリーズ」レッスンでは、綴り字の規則から始まり、課ごとにたくさんの文を音読してもらい、発音とイントネーションをチェックしていきます。

 

初歩的には、「発音できるように、読めるように」していくわけですが、最終的には、自分の言葉で、フランス語を発話できるようにしていきたいわけですね。

 

そこで、次は「どうしたら話せるようになりますか?」という質問がよくありますが、ざっくり一言で答えると、とにかくインプット量を増やすことです。話せるようになるには、まずはインプット。すると次第に、溢れ出てくるようになるはずです。しかしながら、「話せるようになるには?」インプットだけでなく、ほかのいろいろな要素が必要ですので、それについては、また次回書きたいと思います。



学習・レッスンについて、さらに知りたい方は、こちらのコラムも合わせてお読みください!
  
 よくある質問(1):レッスン頻度と学習時間、最終目標までの道のり

 よくある質問(2):モチベーションと習得に関係はあるのか?学習戦略&プランと到達目標

 よくある質問(3):ゼロからフランス語をはじめて、どのようにレベルアップしていくのか?

 よくある質問(4):カタカナでルビを振っていいの?という疑問

 よくある質問(5):おすすめの学習方法とは?~コツコツ継続して学ぶ秘訣!




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ー AOI    ー

フリーランスのフランス語講師
外国語としてのフランス語教授資格(FLE : Français Langue Etrangère)

母語としてのフランス語教授資格(FLM : Français Langue Maternelle)
中学・高等学校(英語・フランス語)教員免許

フランス国民教育省認定のフランス語語学試験「DELF/DALF」面接官・採点官に認定されています。

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