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Cafetalk Tutor's Column

nagaiki 講師のコラム

養生訓について(18)

今週のテーマ: 母国で夏に人気あるゲームについて教えてください。

2022年8月19日

こんにちは、nagaikiです。

養生訓(原文)
「生(せい)を養ふ道は、元気を保(たも)つを本とす。
元気を,たもつ道二あり。まづ,元気を害する物を去り、又、元気を養ふべし。
元気を害する物は,内慾と外邪となり。すでに元気を害するものをさらば、飲食・動静(どうせい)に,心を用て、元気を養ふべし。
たとへば、田をつくるが如し。まづ,苗を害する莠(はぐさ)を去(さり)て後、苗に水をそそぎ、肥(こえ)をして養ふ。
養生も亦かくの如し。まづ、害を去(さり)て後、よく養ふべし。
たとへば、悪を去(さり)て、善を行ふがごとくなるべし。
気をそこなふ事なくして、養ふ事を多くす。是(これ) 養生の要(かなめ)なり。つとめ行なふべし。」

意訳

生きる力、所謂、生命力を保つには、弱める原因を取り除き、強める原因を養うことです。
この生命力を保つには二つの方法があります。
例えば、米を作る時に、雑草を取り除き、水をそそぎ、肥料を与えることに似ています。
まず、生活習慣を整えましょう。そして、ストレスを少なくして、充実感のある事を多くしましょう。

気づき

若い頃、生活が乱れている時には、体調も良くなかった思い出があります。

逆に、年齢を重ねても、生活習慣を整えれば、それなりに、快適に暮らせています。

中国のことわざにも种瓜得瓜,种豆得豆(zhòng guā dé guā, zhòng dòu dé dòu)とあります。
やはり、「基本に勝る王道はなし」という事かも知れませんね。

 

※种瓜得瓜,种豆得豆
瓜を植えれば瓜がとれ,豆を植えれば豆がとれる
やったことには、相応した結果が得られるとの意味。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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