こんにちは、nagaikiです。
養生訓(原文)
「人の身をたもつには、養生の道をたのむべし。針灸(しんきゅう)と薬力(やくりょく)とをたのむべからず。
人の身には口腹耳目(こうふくじもく)の欲ありて、身をせむるもの多し。古人(こじん)のをしえに、養生のいたれる法あり。
孟子(もうし)にいはゆる「慾を寡(すくな)くする」、これなり。宋の王昭素(おうしょうそ)も、「身を養ふ事は慾を寡(すくなく)するにしくはなし」と云。省心録(せいしんろく)にも、「慾多ければ即ち生(せい)を傷(やぶ)る」といへり。
およそ人のやまひは、皆わが身の慾をほしゐままにして、つつしまざるよりおこる。養生の士(し)はつねに、これを戒(いましめ)とすべし。」
意訳
健康を保つ為には、むやみに薬に頼らないがよいでしょう。日頃の養生が大切です。
では、その養生とは何か。それは、欲を少なくすることです。孟子も、同じような事を言っています。
およその病気は、欲のままに生きることによって生じます。養生に健康を求める人は、これを、いつも心に留めて置きましょう。
気づき
何事も意識して継続すれば、それが習慣となり、苦痛ではなくなると聞いたことがありますね。