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Cafetalk Tutor's Column

nagaiki 講師のコラム

養生訓について(40)

2022年9月11日

こんにちは、nagaikiです。

養生訓(原文)
「人の身をたもつには、養生の道をたのむべし。針灸(しんきゅう)と薬力(やくりょく)とをたのむべからず。
人の身には口腹耳目(こうふくじもく)の欲ありて、身をせむるもの多し。古人(こじん)のをしえに、養生のいたれる法あり。
孟子(もうし)にいはゆる「慾を寡(すくな)くする」、これなり。宋の王昭素(おうしょうそ)も、「身を養ふ事は慾を寡(すくなく)するにしくはなし」と云。省心録(せいしんろく)にも、「慾多ければ即ち生(せい)を傷(やぶ)る」といへり。
およそ人のやまひは、皆わが身の慾をほしゐままにして、つつしまざるよりおこる。養生の士(し)はつねに、これを戒(いましめ)とすべし。」

意訳

健康を保つ為には、むやみに薬に頼らないがよいでしょう。日頃の養生が大切です。
では、その養生とは何か。それは、欲を少なくすることです。孟子も、同じような事を言っています。
およその病気は、欲のままに生きることによって生じます。養生に健康を求める人は、これを、いつも心に留めて置きましょう。

気づき

何事も意識して継続すれば、それが習慣となり、苦痛ではなくなると聞いたことがありますね。

 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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