フランケンシュタインからクリオネまで進化した!
YouTuberでクリオネを食べた人の感想では、滅茶苦茶不味いらしい。
さておき。
その5だけにその後。つまり後日談になる。
大学卒業して実家で就職浪人しているとき、
家の前でばったり中学校の同級生に会った。
ハグして肩をバンバン叩いた友だちだ。
時間があったようで立ち話をした。
「同窓会のとき肩叩いてくれたおかげで卒業したよ!ありがとう!」
私は感謝を言葉にした。
「お、おう」
残念ながら彼はそのことを覚えていないようだった。
「本当にありがとうな!」
私は更に追撃する。
しかし、彼の頭の上には『?』が増えていくばかりだった。
「ケイスケの家の屋根、もう少ししたら塗り替えた方が良いよ」
今度は私の上に『?』が湧いてくる。
よくよく聞いてみると、彼は塗装屋の社長をしているようだった。
実家だから塗装をどうするという権限は私にはない。
「そうか。もし必要になったら任せろよ」
煮え切らない返事を上手く察した彼は、
「またな!」
と手を振って歩いていった。
肩バンバンを忘れられたのはショックだったが、
言い換えれば彼にとって普通のことをしたに過ぎないのだろう。
自然に言葉と行動できる彼は凄いと思った。
それから私は塾講師になった。
ある塾講師仲間の知り合いは、
「生徒が大人になったとき、数学の先生に俺を思い出してくれたらそれで良い」
と浪漫的に語っていた。
それはカッコいいしなるほどと思う。
一方の私はどうかというと、平凡かもしれない。浪漫不足かもしれない。
「生徒の人生を一本の道に例えたとき、私はそこらへんの石ころになれれば良い」
生徒の恩師になりたいなんて思わない。
何かのキッカケ、あるいは登場人物の一人に慣れればそれで良い。
私の人生は失敗だらけだし、自らハードモードにしている。
成績優秀者、陽キャ、リア充とは正反対だ。
それらの人はいつも通り歩いてくれれば良い。
赤点候補生、陰キャ、オタク。私の仲間だ。同士だ。
ぜひ私のところに来て欲しい。
肩バンバンの彼のようにはできないが、
何か少しでも役に立てたら嬉しい。
「Rainy, rainy days」SOUND HOLIC
東方緋想天というゲームのスタッフロールテーマのボーカルアレンジ。
東方ダンマクカグラにも収録されているが、
そちらの方は短いのでフルバージョンを聞いて欲しい。
曲も歌詞も素敵だ。私がよくカラオケで歌う曲。
雨が降ってるときも少し前向きになれと良いな。
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