こんにちは!
ゆりあです。
今日は日本の多くの地域で、雨が降っていますね。
お出かけの際には、ご注意ください。
今日は人気の「ことわざシリーズ」。
日本の有名なことわざに
「二兎追う者は一兎をも得ず」
ということわざがあります。
「二兎を捕まえようと同時に追いかけると、一兎すら捕まえることすらできない」 ということですね。
意味は辞書で調べると、このように出てきます。
「欲張るとどちらも得られない」ということの例え。
「同時に二つのことを狙ったり、しようとしたりしても、結局どちらも成功しないこと」
AとBを同時に行うことで、どちらも中途半端になって、結果どちらもうまくいかない・・・
もっともなことだと思います。
しかし同時にケースバイケースとも思います。
そう思う理由が大きくわけて3つあります。
①複数のものを追うことでリスク分散できる
私は狩りをしたことはありませんので想像の域ではありますが、
一兎しか追わなければ、その一兎を仕留められなかったら、何も手に入らないのです。
しかし二兎追えば、どちらか一方は仕留めることには成功するかもしれないので、リスクが分散できるのです。
ある意味二兎追うことで「何も得られない」リスクを減らせているとも言えます。
②難しい体験をすることで、能力が身につく
「二兎を同時に追う経験をする」ことで、初めて一兎が仕留められる能力が身につくともいえます。
つまりどういうことかというと、「二兎や三兎を同時に追う」という、背伸び体験をすることで、
一兎だけ追えば良い場面でたやすく一兎を仕留められるようになるということです。
③「多くのものを求めることが卑しい」という意識が、「複数のものを同時に狙うことに悪いイメージを与えている」だけ
このコラムで私が1番主張したい内容が、これです!
日本では(外国も?)、「欲張り」とか「貪欲」という言葉にマイナスのイメージを持つ人が多いのかもしれません。
しかし、あれもしたい、これもしたい、あれも欲しい、これも欲しいと欲張ることは本当に卑しいことでしょうか
?
「多くを求めるのは卑しい」という考えが日本にはあるように思います(私が勝手にそう思いこんでいるだけかもしれませんが・・)。
その考えが、このことわざを適用しなくてもいい場面にすら、適用してしまう状態を作っているのではないでしょうか?
もちろん、実際あれもこれもと手を出すことで結果的にどれも中途半端になることも、たくさんあると思います。
しかし、あくまでもケースバイケースです。
私は、ほしいと思うものや、したいと思うことは10兎でも20兎でも追いたいと思いますね。
そして、そうした結果、私が「二兎追う者は一兎をも得ず」という状態に陥っていたら、
そのときは、笑ってください(笑)。
Comments (0)