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【楽しい科学】「シュレディンガーの猫」から学べること

Weekly Topic: What marks the start of spring in your culture?

2024-03-29

こんにちは!
ゆりあです。
 
今週のテーマ「春の訪れを感じさせるもの」
桜が咲き始めて、春の気配を感じますね!
 
皆さん、「シュレディンガーの猫」と呼ばれる、量子力学の思考実験を知っていますか??
 
中の見えない密閉できる箱と、放射性物質のラジウム、放射線の検出器、リレー装置、ハンマー、青酸を用意します。
箱の中に猫を入れます。もし検出装置がラジウムから出る放射線を検知したらリレーに電流が流れ、
ハンマーが青酸ガスの入った瓶をたたき割るようなシステムになっています。
 
このときラジウムを検出し、猫が死に至る確率が50%
ラジウムを検出せず、猫が生きている確率を50%とします。
 
一定時間経過したあと、猫は生きているか?死んでいるか?
 
普通に考えれば、箱の中を見るまで生きているか死んでいるか分からないけど、
箱の中を見なくても生きているか死んでいるかの、どちらかのことが起こっていると考えるのが普通です。
 
しかし量子力学の考えでは、
箱を見て、猫が死んでいるか生きているかを確認するまでは、
「猫が生きている状態が50%, 猫が死んでいる状態が50%、同時に存在する」と考えます。
 
はっ!?と思うかもしれませんが、量子力学の考えに基づくと、そういうことになります。
 
 
そして、題名の「シュレディンガーの猫から学べること」
それは量子力学を学べるという話ではありません。
 
箱を開けてみないことには、猫が生きているか死んでいるかわからない。
「「シュレディンガーの猫」から学べることは事実を確認しないことには、本当にそうなのかわからない」ということです。
 
「私は●●さんに嫌われているのでは??」とか、「今の●●さんの態度は冷たかったから、私何か気に障ることをしちゃったかしら?」は
事実ではない、憶測だということです。
 
憶測で何か不安に感じることがあったときは
「シュレディンガーの猫」と呪文を唱えてみてください。
 
その憶測が事実ではないと確信でき、不安な気持ちがなくなりますよ!
ぜひお試しくださいね♪

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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