今日は日本語独特の、もしくは日本文化独特の(?)
「角(かど)を立てない」 伝え方、について書いてみようと思います♪
日本語を学んだり、だんだん日本文化を知って行くうちに、
日本には良くも悪くも「濁(にご)す」とか、「曖昧(あいまい)」な言い方・
表現が多くあるのに気がつく人も多いと思います。
これは、私自身も他の言語を学ぶ中で、その独特の濁し方・曖昧さをより自覚するようになりました。
自覚すればするほど用途によってはそこにモヤモヤを感じることもありますが、この「角を立てない」伝え方は、元々は相手を思い遣(や)った事が始まりです。
言いたいことをはっきり伝えることも時には大切ですが、言葉を巧(たく)みに使っていかに不快(ふかい)な印象を与えずに要求を伝えるか。
その言葉の使い方のセンスも見ることが出来る、見方によってはとても面白い視点になります♪
例えば公園にある注意書き。
・犬に落とし物をさせないでください
・犬のトイレではありません
・犬の糞(ふん)で困っています
これは、「犬の糞は自分で持ち帰るように」という要求を伝えるメッセージ。
日本語が直接的表現による要求よりも、「察(さっ)する」ことを重んじる
少し婉曲(えんきょく)した表現を好む言語であるためです。
この「察する」が、外国の方には独特で、なかなか理解するのが
難しいところでもあると思います(笑)
そもそも、この「角を立てない」という言い方も、『和-わ』を重んじる所から来ているもの。
「和(わ)」とは、和(なご)やか、とか和(やわ)らぐと言った使い方もあります。
「和を以て貴しと為す」(わをもって とうとしとなす)
❇︎和(調和)に至ることが何より大切である。
は、その日本文化の根幹(こんかん)にあるものです。
日本のあらゆる所に、その精神・心が表れています。
❇︎サムネイル写真は明月院の円窓 円=和
この続きはぜひレッスンで〜(*´꒳`*)/
では、また〜♪
Kayo
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