日本語・韓国語講師の Hayoung_Eikoです ^ ^
「食欲の秋」という言葉がぴったりな、
おいしいものがあふれる季節になりましたね。
栗に、さつまいも、きのこに、さんま
あれもこれも味わいたくなって、
食べたいものがなかなか絞れません(笑)。
例えば、きのこご飯に、きのこ汁、きのこの天ぷら。
食卓にきのこ料理がずらりと並んだら、
「今日は、きのこ三昧です♪」
そんな一言が似合いそうです。
「〜三昧(ざんまい)」は、
そのことに夢中になったり、
思う存分したりする様子を表す言葉。
食べ物だけでなく、趣味にも使えます。
秋といえば、読書の秋。
「休日は、家で読書三昧でした。」
こう聞くと、本を何冊も読み進めた一日を
思い浮かべる方もいるかもしれません。
でも、一冊の長編小説にじっくり浸った休日も、
「読書三昧」と表現できます。
ここで、漢字にも少し注目してみましょう。
「三昧」の「まい」は、「味」ではなく「昧」。
へん(漢字の左側)は「日」、
つくり(右側)は「未」です。
「味」とつくりは同じですが、
へんが「口」ではなく「日」なんですね。
食べ物にも使う言葉なので、
つい「味」を思い浮かべてしまいそうです ^ ^
実は、この「三昧」はもともと、
サンスクリット語の「サマーディ」の音を
漢字で表した仏教用語なんだとか。
心を一つの対象に集中する状態を指す言葉で、
そこから、何かに熱中する意味でも
使われるようになったそうです。
つまり、「三」は回数や種類の数ではなく、
「三つの味」という意味でもないんですね。
ただ、「贅沢三昧」のように、
文脈によっては、好き放題にしていることを
批判する響きになる場合もあります。
一方、「海鮮三昧」「温泉三昧」と聞くと、
ごちそうが並ぶ食卓や、
何度もお湯につかる旅が浮かびます。
どこか贅沢で、うらやましくなる響きです♪
でも、「読書三昧」で思い浮かべるのは、
手元の一冊と過ごす静かな休日。
そう考えると、「三昧」の贅沢さは、
何にいくら使ったかだけではなさそうです。
先を急がず、気になるページをもう一度。
そんなふうに本を読める一日にも、
この言葉がよく似合います。
食欲の秋に、読書の秋。
皆さんは、どんな「三昧」を楽しみたいですか?
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